Antipasto: Calzoncini della Befana con salad
●アンティパスト（前菜）: 「ベファナおばあちゃん風」カルツォンチーニ サラダ添え
ピザ屋さんに行くと見られる、丸いピザを半分に折ったようなカルツォーネ。小さなカルツォーネ、という意味のカルツォンチーニは、同じように詰め物をした小さな揚げピザです。具はモッツァレラチーズとプロシュートハムが定番。南イタリアではあらゆる所で見られ、ナポリのあるカンパーニャ州ではとてもポピュラーで屋台でも売られています。熱々の揚げたては最高で、おやつに、軽食にと気軽に食べられるストリートフードとして親しまれています。自家製カルツォーネの「ベファナおばあちゃん風」を頬張りながら、イタリアの公現祭のお話をしませんか。



Primo Piatto: Bucatini all’amatriciana
● プリモ・ピアット（第一の皿）: ブカティーニ・アマトリチャーナ
イタリア料理を代表する伝統的な料理のひとつ、ブカティーニ・アマトリチャーナは、ラツィオ州の小さな街、アマトリスで生まれました。当初は貧しい羊飼いのためのお料理だったため、白い材料、つまりスパゲティ、ベーコン、羊のミルクから作るペコリーノチーズだけで作られていたと言われています。時を経て大都市ローマ料理の影響を受け、アマトリチャーナは大きく変化を遂げます。スパゲティは、穴の空いたやや太めの「ブガティーニ」に代わり、色も赤いトマトソースとなりました。今、その面影を残しているのは、「アマトリス風」を意味する「アマトリチャーナ」、その名前と、真っ白な羊のチーズペコリーノチーズです。現代風のブガティーニ・アマトリチャーナを作ります。



Second Piatto: Spezzatino di carne con patate
● セコンド・ピアット（第二の皿・メインディッシュ）: 牛肉とジャガイモのシチュー
牛肉のシチューといえば、どの時代でも家庭料理の定番にして、ちょっと特別なお料理。煮込む時間を待たなくてはいけないけれど、時間をかけてゆっくり調理すれば最高の味になります。コトコトと煮込んでいるよい香りが部屋に充満する幸せなひと時は、時を超え、距離を越え、どの時代でも世界中どこでも共通です。
他の伝統料理同様、それぞれの家庭の味は家族の他には秘密にされました。それでも驚くことに、どの家庭にも共通なのは「とろりとしたソース」なのです。我が家の秘伝の味を皆さまに特別にお伝えします。



Dolce: Rotolo alla Nutella
● ドルチェ（デザート） : ヌテラロール
ヌテラは1964年にイタリアのフェレロ社から発売された、ヘーゼルナッツとココアのスプレッドです。今や世界中に広がったヌテラですが、イタリアでは熱狂的なヌテラのファンが多く、パンに、アイスに、ビスケットにと何にでもつけて食べるため、人が抱えるくらいの大きなボトルが売られているほどです。ヌテラを使ったこのロールケーキは、イタリア人の大好きなヌテラで作れる簡単でおいしいおやつとして、歴史が浅いながらもイタリアの伝統菓子として定着し、老若男女を問わずに愛されています。



Wine
● ワイン
お料理にぴったりのワインを選びます。


Caff espresso
● エスプレッソコーヒー
イタリア人の、特にナポリっ子のこだわりと言えば、エスプレッソコーヒー。ナポリの誰もが自分のこだわりを語り出したら止まりませんよ。本物のナポリの味を味わってみませんか。