Welcome drinks: Turkish Juice
●ウェルカムドリンク：トルコのジュース
トルコには、たとえばザクロジュースやチェリージュースなど、ほんのり甘酸っぱくて美味しいジュースが沢山あります。美味しい果物の国、トルコならではのジュースをご紹介していきます。


ZENCEFILLI PRASA CORBASI/ゼンセフィル・プラサ・チョルバシ
●ネギとショウガのスープ
日本とトルコには身近なところで共通点があります。日本では風邪には長ネギや生姜が効くとされ、トルコでは同様にネギ、生姜が体を温め、それにレモンやミントを加えることで風邪から体を守ってくれるといわれます。温かな長ネギと生姜のスープで皆さんが風邪をひかないように、と最も寒くなる季節の心暖まるメニューです。



CITIR KARNIBAHAR/シティル・カルナバハール
●バーミセリの衣をまとった カリフラワーのクリーミーコロッケ ヨーグルトソース添え
ひと工夫をこらしたカリフラワーのコロッケです。ほっくりした食感と白が美しいカリフラワーは、冬が旬。加熱しても壊れにくいビタミンCが豊富なので、風邪予防にもいいとされます。旬のカリフラワーをピュレにして滑らかにしたところに、細い麺のバーミセリを衣にして表面をパリパリッと揚げます。ヨーグルトベースのソースを添え、爽やかなトルコの風味をプラスします。



ISPANAKLI PILAV/イスパナクリ・ピラウ
●ほうれん草のピラフ
イスパナクリ・ピラウ、と言ってみると、英語のスピナッチ・ピラフ、と音が似ている事に気づくでしょう。ピラフの語源はトルコのピラウで、トルコからヨーロッパや中央アジアにその名と共に広がっていきました。トルコから遠く8000km以上離れた日本に住む私たちにとって嬉しいことには、トルコのピラウは日本と同じジャポニカ米を使っていることです。つまり、トルコと同じ味が出せるということ。トルコと同じ味を日本で紹介してくれるオスマンさんのピラウが人気の理由のひとつです。多種多様なトルコのピラウから今回のメインディッシュにと選んだのが、ガーリックやホットなスパイスを効かせたこのほうれん草のピラフです。



KIREMITTE KASARLI KOFTELER/キレミッテ・カサルリ・キョフテレール
●牛肉のキョフテレール オーブン焼き
小さなミートボールをたくさんキャセロールに入れて焼いた、冬にぴったりの熱々のオーブン料理です。トルコ語でキョフテはミートボールや小さなハンバーグのようなお料理を指し、キョフテレールは、その複数形。キョフテレールと書いてあったら、いっぱいキョフテが入っている！と喜んでいいでしょう。ミートボールを一度オーブンで焼き、スパイシーなトマトソースとチーズをかけて再度焼く、ちょっと手間をかけたオーブン焼きは、寒い季節にぴったり。手間と言っても、ニ度オーブンに入れるだけなので心配はいりません。ミートボールの中に具を入れることもできるので、基本を覚えればバリエーションも広がります。絶対合うよ、とオスマンさんが太鼓判を押す、ほうれん草のピラフと一緒にどうぞ。もちろんご家庭ではパンと合わせてもいいでしょう。



BALPARMAK TATLISI/バルパルマック・タツリ
●シロップ漬けフィンガークッキー
ハチミツを意味するバル、指を意味するパルマックから、バルパルマックと呼ばれますが、実際にはハチミツは入っておらず、シロップ漬けのクッキーです。バクラヴァも同じことですが、バター味のものをシロップに浸すことで、まるでハチミツが入っているかのような味わいになるため、こう呼ばれます。パスタにも用いられるセモリナ粉も使い、しっとりシロップが染み込ませます。少し柔らかな状態の当日から翌日が一番の食べごろです。食べやすい、そして作りやすい大きさと形から、家庭でも作られ、トルコのパティスリーでも人気のクッキーです。



Turkish coffee or tea
●トルココーヒーまたはトルコ紅茶「チャイ」
トルコのならではのコーヒーです。水から煮立てて、上澄みだけを飲みます。
トルコには「1杯の珈琲にも40年の思い出」というコトワザがあります。これは「他人を親切に」という意味をあらわします。実はトルコでは40という数字は「大きな数」の比喩。エキゾチックな味わいをトルコの心と共にいただきましょう。
トルコの紅茶は「チャイ」と呼ばれ、チャイ専用のティーポットでいれます。オスマンさんオリジナルブレンドのチャイは、しっかりした味わいに多くのファンがいます。現在は主にチャイをお出ししています。