●前菜：モロッコのチーズとハーブのパスティヤ風　赤ピーマンのピュレを添えて
モロッコでもお祝いの料理という位置づけのもので、結婚式にはかかせない特別なお料理パスティヤ。
パスティーヤはミルフィーユの原型らしく生地作りに大変手間のかかるお料理のため、
今回は他の生地で代用をしながら前菜にふさわしいお料理のコツをまじえ皆さんにお教えします。
添える赤ピーマンのピュレはモロッコでは夏に作る常備菜。
１週間くらい日持ちがして、お肉や野菜の付け合せの他、パンにもつけて食べるものです。
※実物↓



●ほうれん草とヒヨコ豆のモロッコ風煮込み
北モロッコを旅で訪れたら必ず食べてほしいお料理があります
栄養たっぷりの元気な野菜をたっぷりと食べるおばあちゃんのお惣菜[ほうれん草とヒヨコ豆のモロッコ風煮込み(サバニフ・ベル・ホモス） 。
海の向こうスペインの南町のお料理がモロッコに伝わり、今でも食卓に頻繁に上ります。
スペインではバルに登場する伝統料理ですが
モロッコではスパイスが加わり、断然美味しく出来ます。
またみなさんが自宅で食べる時は白いご飯の上にかけても美味しいので試してみてください。
※実物↓とイメージ



●麦と夏野菜のタジン
モロッコの北部にはスペインの飛び地の町セウタ（Ceuta）とメリリャ（Melilla）があります。
この地のお料理はモロッコとスペインが融合されたとても面白いタジン料理があります。
このお料理は麦をパエリアやリゾットのように食べるもので、ピーマンやズッキーニ、鶏肉などが
入り味もスペインを彷彿としています。
ピーマンやズッキーニなど濃い味のお野菜の他に
サフランスープをたっぷりとかけることで、ふっくら、美味満点の料理に生まれ変わります。
※実物↓



●ピアスのお菓子：ハロワ・ロウズ・ムザワカ
モロッコでは女の子が初めてピアスを開ける時にお祝いで食べるお菓子です。
夏向きの焼かずに作るお菓子で、３種類の生地をサンドして綺麗にお花などで色付けします。
モロッコのピアスはジャラジャラとしていて、青い貴族と言われる砂漠の民が手作りをしたものが
スークで売られていたり、女性はこれをつけることで大人の美しさを表現します。
そのピアスを表現したお菓子であらわしています。
※実物↓



●モロッコのお茶
モロッコのミントティーをお出ししています。わたしはミントを育てています。
モロッコではミントティをアッツァイと呼び、生のミントの葉とお茶を使って作ります。
砂漠の国のお茶は私たちの喉に潤いを与えてくれます。
ミントの葉の収穫ができないときは他の生ハーブのお茶をご紹介します。お菓子と共に本場モロッコのティータイムを楽しみましょう。