お土産：１）ご自分で作ったノン（容器をお持ちください）



お土産：２）ニンジン入りナスのマリネ　（容器をお持ちください）



Dumbul Dimlama ドムボル・ディムラマ
●羊肉とトウモロコシと野菜の煮込み
ウズベキスタンの家庭では春から初秋にかけて、何度も食卓に乗る定番の一品。羊の肉をふんだんに使うごちそうです。その羊肉のうまみを野菜に吸わせて、野菜とともに美味しく食べるのがこのドムボル・ディムラマ。トウモロコシ、トマト、キャベツ、ジャガイモなどを、羊肉とハーブとともに煮込みます。とくに、とろとろに煮えて肉の旨味が染み込んだトウモロコシは絶品です。弱火で時間をかけてじっくり煮込むから、肉も柔らかくなります。
そしてこの料理は、たくさん作って、大皿に山盛りに盛りつけるのがウズベキスタン流。家族みんなで食卓を囲み、スプーンで取り分けて食べます。
※鍋にぎっしり具材を詰めておいしさを引き出します・実物↓
 


Shirmoy Non シルモイ・ノン
●ウズベキスタン風 ひよこ豆ののノン
ウズベキスタンの食事は、窯で焼いたノンが主食です。基本はプレーンなノンで、スープや料理の汁に浸して食べたり、ジャムやペーストを塗って食べたりします。ほかに中に味付けした肉を詰めたノンや、スパイスで香りをつけたノンもあります。お米が主食の日本で、炊き込みごはんやまぜごはんがあるのと似ていますね。
今回のクラスでご紹介するのは、ひよこ豆とスパイスで味と香りをつけたシルモイ・ノンです。 こちらですが、ヒヨコ豆とスパイスを茹でた汁と一緒につぶし、ノンの生地に入れて、生地を作り発酵させます。 パリパリに焼けた皮を割ると、スパイスがふわっと香って食欲をそそります。 見た目は普通のウズベキスタンのノンと変わらないけど、しっかりした食感とアニスの香り、そしてヒヨコ豆風味を味わえるノンになります。
※イメージ↓



Sabzilik baqlajon marinad ザブズリー・バクラジャン・マリナディ
●ニンジン入りナスのマリネ
日本と同様に、ロシアから中央アジア一帯の地域でもナスをよく食べます。この料理は、ウズベキスタンでは結婚式の披露宴で欠かせないもの。 柔らかく茹でたナスをスパイスを加えたマリネ液に漬け込みます。
作り置きでるので、美味しいナスが安く手に入る季節に、まとめて作るのにおすすめ。シンプルな味わいで飽きないので、サラダ感覚で毎日食べられます。
とろっとしたナスと、中に挟んだニンジンのシャキシャキとした食感の違いがアクセントになって、口に入れたときに楽しく感じられます。
※実物↓



Kabachka marinad カバチカ・マリナド
●ズッキ―ニの漬物
私の家ではたびたび作るヘビロテな料理です。見た目は日本のキュウリの漬物と似ていますが、ニンニクやハーブを加え、ハチミツで甘みもつけているので、食べてみると漬物というよりもサラダに近い感覚です。さっぱりとした味わいで、油っぽい肉料理と一緒に食べるのにぴったりです。こちらも密閉容器に入れて冷蔵庫で数日保存できます。
※実物↓



Paxlava パフラヴァ
●ドライフルーツのパイ
ユーラアシアの広い地域で人気のお菓子です。国によって、さらに家庭によって、作り方が微妙に異なりますが、今回のクラスでは私のおすすめの甘酸っぱくて香ばしいパフラヴァを紹介します。
パフラヴァとは「薄い生地」を意味する古いテュルク語の「バクラフ」が語源だと言われていて、11世紀にはすでにこのパフラヴァの原型と思われる菓子が食べられていたそうです。
小麦粉の生地を薄くのばし、ドライイフルーツやナッツを挟んで層のように重ねて焼きます。焼きあがったらひし形カットするのが、古くからの伝統です。
※実物↓
 


Welcome Drink
●ウェルカムドリンク: ブドウとリンゴのコンポート



●ウェルカムスナック: 杏の種ショールドックとウズベキスタンの干しぶどう
あんずの種は岩塩で味付けされていて香ばしいスナックです。暑い時によく食べます。あんずの種は天然のＢ１７といわれていて、今世界中に注目されています。
干しぶどうはウズベキスタン産のもので糖度がとても高く、甘すぎてたくさん食べれないほど。是非体験してみてください。
※実物↓