●前菜は海老のルイサラダ。マヨネーズベースのドレッシングでおなじみのメニュー ですが、今回は辛味を抑え、生クリームを加えてよりリッチに仕上げます。サラ ダの美味しくなる季節にぜひ覚えたいレシピです。


●メインはサンフランシスコ名物のチョッピーノ。季節の魚介類をトマトと合わせ たアメリカ版のブイヤーベースのようなシチューで、19世紀中ごろにイタリアから移住してきた漁民の間で始まったと いわれています。サンフランシスコ出身のミステリー作家ロビン・バーセルの作 品の中にも「ベイエリアでいちばんの味」として登場し、町を訪れずとも一度は 試してみたい一皿。今回はフェンネルをアクセントに加え、上品に仕上げます。


●ガーリックブレット添え


●そしてデザートはコーヒー・クリーム・ブリュレ。ロバートがサンフランシスコ らしいデザートとして考案しました。スターバックスの原型ともいわれるピーツ コーヒーのお膝元は、サンフランシスコの対岸バークリー。そんな立地からか、 コーヒーは市民の食生活と切り離せない存在です。飲み物としてだけでなく、食 べるコーヒーの楽しみ方にも触れてみましょう。


●ワインそしてコーヒー
今回は魚料理にぴったりのワインも合わせ、ロバートの食の世界をより立体的に 楽しんでいただける構成にしています。シーフード、南欧テイスト、そしてコー ヒーと、サンフランシスコを語る上で欠かせないアイテムを存分に盛り込んだ春 のテーブルをお楽しみください。

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