世界中にある沢山のお米の中で日本は短粒種ですが、ギリシャはカラマタ米やアルゴリタ米といった「中粒種」でさっぱりしたものが使われます。同じ中粒種のカルローズ米で再現すると美味しく出来上がります。今回USAライス連合会様が皆様にお米を１袋（訳400ｇ）をプレゼントしてくださることになりました。ぜひおうちでもつくってみてください。

＜写真はイメージです＞

Dolmadakia
●ドルマダキァ
ギリシャの葡萄の葉のドルマ　（お米と肉入り）
多くの人々にとって葡萄はワインや実を食べるものですが、中東そしてギリシャでは葉っぱを使った傑作が生みだされました。
お米やお肉をハーブなどで味付けして葡萄の葉でまいたお料理です。お米を主体としているため、できれば現地で使われているお米と似た品種のものを使ったほうが
より本場の味が完成します。今回はギリシャの味に近づけるためカルローズを使って作りたいと思います。

Taramosalata
●タラモサラダ
ほんのり桜色をしたタラモサラタはギリシャのクラシックなメゼ（前菜）です。日本では「タラコとジャガイモのサラダ」と誤解している人が多いですが、それとは異なるお料理です。伝統的に聖灰の月曜日（カサリ・デフテラ）といわれる断食前にいただくお料理です。
現在ではギリシャ料理のレストランならどこでも見つけることができ、ギリシャ人も一年中食べています。「タラマ」とは塩漬けしたタラ、にしんなどの「魚卵」のことで、タラモサラタ＝魚卵のディップ風サラダです。オリーブやパンなどと一緒にいただきます。

●Hand made filo dough for pie
ハンドメイドのフィロペストリー
残念ながらギリシャの若い人たちはフィロを手作りする時間がないのが今の現実です。人々はファストフードカルチャーとなんでも早く、という考え方の犠牲になっています。ギリシャでは
まるで絹のように薄く大きく作るとても素晴らしい職人がいるのですが彼は高齢になってしまい跡を継ぐ人がいません。
今ではなんでもスーパーで手に入りますし、仕方のないことかもしれません。でも私はそういう風潮には反対です。もしお料理が好きで健康的な食べ物を食べたいと思い、 そして時間が許すなら、できるだけ自分で作るのがよいと思います。
家庭で作りやすい手作りのフィロをみなさんに教えます。楽しいですよ。

●Greek Spinach pie
ギリシャのほうれん草パイ
このギリシャのほうれん草パイについてあまり語る必要なないかもしれません。ギリシャ料理について知っている人ならムサカやスブラキと並んでギリシャではおなじみであることをご存じかと思います。
手作りフィロを使ってギリシャのフェタチーズ他ほうれん草をフィリングにします。栄養豊かで健康的、ランチにもディナーにも、また熱いうちにいただいても、冷めてからでもとってもおいしいお料理です。

Tomato Fritters

⚫トマトフリッター「ドマトケフテデス」

切り立った崖の上に真っ白の建物や、青いドームの教会が並ぶ絶景が魅力のサントリーニ島。

サントリーニ島の名物のひとつが、実はトマトなのをご存じでしょうか？

水分の少ない土壌で育ったトマトは味が凝縮されており、ギリシャ全土で作られるトマトフリッターの中でもサントリーニ島のものが一番美味しいと言われます。

ギリシャ独特のトマトの使い方とたっぷりのハーブを入れたトマトフリッターは、風味が良くヘルシー。

よく知っているはずの材料でも、その組み合わせで初めての味わいに驚くこと間違いなし。きっとお気に入りのギリシャ料理になると思います。

Riso Gallo
●リゾガロ
ギリシャの国民的なデザートをこちらも中粒種のカルローズを使って作ります。
短粒種の日本のお米だともっちりしてしまうためぜひここでも本場の味をしってほしいとおもいクラスで行うことにしました。

●お土産：１袋カルローズ４００ｇ