1 SEBZELI PIRINC CORBASI:
●セブゼリ・ピリンク・チョルバ　（ミルキーレモン風味の野菜とお米のスープ）
トルコでは野菜と米を一緒に使ったものを「セブゼ」と呼んでいます。トルコの食文化において、主食は小麦（パン）であり、お米は「おかずの材料」「スープの材料」という意識が強いことにも由来します。スープにお米を入れることで、トロミや甘み、風味がでます。トルコは乾燥しているため小麦粉はよく採れますが、お米は収穫量が少なくまた高価な食材です。季節の旬の野菜にお米を加えて作るミルキーなレモンスープはまた格別な味わいが楽しめます。

2 YOGURTLU PATLICANLI KIZARTMA:
●ヨーグルトル・パテリカンリ・キザルトマ
ピリッとにんにくが香る揚げ茄子とトマトソースそしてヨーグルトのお料理です。茄子とヨーグルトの組み合わせはトルコはもとより中東でとても人気があり、
病み付きになる味として評判です。
油と相性の良い茄子は、まろやかな風味が持ち味。酸味のあるヨーグルトと合わせることにより、爽やかさとオリエンタルな雰囲気を楽しめます。

3 SOSISLI SEBZELI SIMIT
●ソシスリ・セブゼリ・シミット
トルコで人気の「シミット」と呼ばれるパン。一般的には胡麻を使った円形のパンで、トルコとギリシャで良く作られています。地域によって大きさや食感等若干異なりますが、
胡麻と表面パリっとした食感が一つの特徴です。今回作るシミットは円形ではなく、中に野菜や牛肉のソーセージが入り、中東のホットドックのような味わいが楽しめます。さてここで使われるビーフソーセージですがイスラムの人が食べれるよう羊の腸と牛肉をつかってつくられたもの。牛肉本来の旨みを持つソーセージがパンに一役買ってくれます。

4 PURELI KAVURMA
●プレリ・カブルマ
プレリはトルコでピューレという意味で、ジャガイモのピューレを使ったお料理を作ります。トルコではトマトやナス、ジャガイモなど野菜をペーストやピューレにする調理法がよく採られます。
たとえばトマト一つをとっても出汁が出るくらい旨味がでます。野菜はペーストやピューレにすることにより旨味を引き出すのがトルコの料理法です。
プレリ・カブルマですが、柔らかく焼き上げたステーキのような牛肉（その日のリクエストがあればラム肉も）を豪快に合わせることでソースの味をピューレに染み込ませさらに旨味を引き出します。
ふんわりとした柔らかさの中に、お肉の歯応えがアクセントになっていて、スパイスの複雑な味わいが全体をひとつにまとめています。

5 ELMALI SUTLU TATLI
●エルマ・ストル・タトリ
毎回いろいろなテクニックを見せてくれるオスマンさんのバリエーション豊かなトルコのレシピをご紹介！
「エルマ」はトルコ語でリンゴ。「スト」がミルク、「タトリ」はデザートです。
見た目はわらび餅だったり、ミルクゼリーなのに、ひとくち口に入れるとあら不思議！カスタードクリームと爽やかなリンゴの味わいが出てくる仕掛けに。表面をかわいく飾れば華やかなパーティーのデザートとしても使えます。