成城学園前（日本語でのクラスです）に住む香港（オーストラリアの二重国籍） から来たマミーです。
祖父（母側）は１９５０年代香港で有名なホテル 香港ホテル（現 Landmark） の広東料理シェフでした。 味にうるさい家庭に育ちました。
今回は「浙江菜」。上海に近いの地方の家庭料理をやってみたいと思います。 香港というところは中国から様々な地方からの人々を集まってきた場所です。 第二次大戦以降、裕福な上海人がイギリス植民地である香港は安定性もあり、ビジネスチャンスもあり。魅力的な場所と考え、香港に来て事業を立ち上がるビジネスマンが少なくありませんでした。 彼らは香港に来る同時に地元の上海料理も持ってきてました。 今回は上海家庭料理を紹介したいと思います。 上海料理は、優しい味つけが特徴で、ノスタルジックだけど何気に手の込んだものが多く味も本物。そして食通の多い街らしく大変グルメなものが多いです。 美食家の集う上海料理を是非お楽しみください。
●四喜烤麩
（冷菜：上海スタイル蒸し麸の甘辛煮）
蒸し麸はグルテン粉で作る予定です。パンのような作り方で皆様が持ち帰るようにしたいと思います。蒸した麩をきくらげなどと一緒に醤油で甘辛煮にした優しい上海のお惣菜。冷菜として上海人のお正月料理で味が良く染みてます。
※実物↓
●腌篤鮮
(自家製の塩豚肉と上海湯葉結びのスープ)
上海の郷土料理で、中国では春筍が出回る頃に作られる料理です。つまりは筍は入らないですが、そのころに思い出して作られるお料理なのです。香港でも「老正興」といった上海レストランにいくと食べることができます。
「腌篤鮮」の「腌」は塩漬けの意味で、「篤」は上海語の擬声語であり「ゴトゴト」煮るの音の意味で、「鮮」は新鮮な豚肉。自家製の塩豚肉を湯葉と一緒に煮込んだスープです。塩豚をつかわれているため、きりりと引き締まった塩味が大変味が深いスープです。 ※実物↓
●涼拌偽馬蘭頭
（冷菜：春菊と上海風煮油揚げの和え物)
馬蘭頭（マーラントウ ）という野菜は春頃に上海でよく出回っているものです。香り立つ青味があるのは特徴です。日本でも「小嫁菜（コヨメナ）」という名前で売っているのですが、なかなかスーパーで買えないので、同じくキク科の春菊を代用させて頂きます。青々としたその姿は、 見た目からもフレッシュな春を感じさせてくれます。父親の大親友は皆上海人で、この料理は小さい時から、父親の友人の家で上海家庭料理を食べさせて頂いて、それ以来大好きになった冷菜の一つです。味わいも八角が効いて中華らしい刺激が楽しめます。
※実物↓
●蔥油拌麵
(上海風のネギ油和え麺)
拌麺（パンミエン）を元に、日本の「油そば」が生まれたと言われています。ネギを炒めて香りをうつした油に、醤油を加えて「つけだれ」とします。そのタレに、麺に絡ませた上海の麺屋ならどこにでも置いてあるソウルフードです。葱の香りと甘辛の醤油さらに桜海老の旨み！簡単だけど贅沢な麺料理です。
※実物↓
●香蕉豆沙鍋餅
(バナナとあんこの上海やきクレープ)
上海の焼きクレープです。油で焼いてあるのでカリっとしていて皮全体にその食感が広がっています。噛む度にカリッ、ジュワッと口の中でバナナと小豆の飴がとろけます。
※実物↓
●食前ドリンク: 季節の養生茶
●食後ドリンク: 季節の養生茶
●ミニトーク: 香港での上海人
●手作りの蒸した麩をお持ち帰りいただけます。
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お料理は料理名としてのイメージのため実物とは異なります
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※他のクラスへの変更はできません。
※お申し込み後初めての方は３日以内、リピーターの方は５日以内にお振込みいただく前金制です。
※持ち物：エプロン、筆記用具、カメラ等
※待ち合わせ場所：小田急 成城学園前改札
※おこさま連れはティーンエイジャーから参加可能。大人１名としてご予約ください。
●女性限定のクラスです
※クラスの終了時刻は15時00分前後になります。