１日限りこの日のためにサンフランシスコから東京に遠征します！　みなさんとお話をしたり、楽しい時間を過ごせたらと思います。よろしくおねがいします。
※料理教室代には材料費以外にパークさんの飛行代とホテル代の援助が含まれています

カリフォルニアに住んで13年。
あたたかい陽射しと自由な空気の中で、自然とその土地の食文化に影響されてきました。
でもね、不思議なもので。
離れてみると、むしろ韓国の伝統の良さを再発見することも多いんです。

現地のレストランで食べた、目にも鮮やかな一皿。
シェフ仲間との会話の中で生まれた、新しいひらめき。
どれもこれもが、私の料理のスパイスになっています。

そして生まれたのが、こんな料理たちです。

●アペタイザー：ソトクソトク（Sotteok-sotteok）　
韓国の屋台で定番のソーセージと餅の串焼き「ソトクソトク」を、サラダと組み合わせてヘルシーで爽やかなカリフォルニア風に仕上げました。食べ慣れた味に、新しい魅力を加えた一品です。

●キムチタコス（Kimchi Taco）
カリフォルニアではメキシコ料理が日常の一部と言えるほど親しまれていますが、そこに韓国の風味を加えたらどうなるでしょうか？ピリッと辛いキムチの発酵した旨味が、トルティーヤや具材と絶妙に絡み合い、これまでにない新しい味わいが楽しめます

●メイン：ムルフェ
ムルフェは、韓国の海辺で生まれた料理です。ムルはお水、フェはお刺身という意味

漁港に近い町では、獲れたての魚をさばき、氷水で冷やしながら味わうのが日常だったという。
火を使わず、自然の恵みをそのまま冷たいスープでいただく――。
そんな知恵が、この料理を生みだしました

スープに梨の甘みが漂い、キュウリと大根のシャキシャキ感が心地よい波を作る。
刺身を一口頬張ると、ひんやりとした清涼感が口いっぱいに広がり、
まるで海風が体をすり抜けていくような気がする。

カリフォルニアで再びムルフェを作ると、少しだけ違う味になる。
それでも、一口食べるたびに蘇るのは、祖母の手のぬくもりと、韓国の懐かしい空気。
それは、過去と現在、韓国をつなぐ、一皿の物語なのです。

Wine
●『ワイン』またはお飲み物