ホリデーシーズンが過ぎると、なんだか体が少し重く感じませんか？私もそうなんです。それもそのはずですよね。11月と12月は思いっきり食べて飲んで楽しむ時期ですから。今年のテーマが「No Butter, No Life!」だったこともあり、この2ヶ月間でなんと25㎏ものバターを使ったんです。改めて聞くと驚きですよね。

でも、楽しい時間には代償がつきものです。それを「笑い話」に変えられるのが、1月のこの教室なんです。今年の新テーマは「Healthy, No Butter!」。バターの代わりに、地中海の太陽と風を感じさせるような食材を取り入れています。これらの食材が、私たちの体と心を優しく整えてくれるんですよ。新しい一年を軽やかに始めるために、ぜひご一緒しませんか？

⚫柑橘香る冬イカの香草グリル、タンジェリン（みかん）とオリーブのサラダ、タンジェリン（みかん）ドレッシング

イカを焼く香りが漂うと、教室が一気に地中海の港町のような雰囲気に包まれます。オリーブオイルとハーブが絶妙に組み合わさり、バターの濃厚さとは異なる軽やかな風味が、イカ本来の海の旨味を一層引き立てます。イカは意外にも高タンパク低脂質で、カロリーを気にされる方にとって心強い食材です。

柑橘のタンジェリン（みかん）の可能性をここまで引き出した一品に触れると、食材の組み合わせが持つ力に改めて感動させられます。この一皿は、ただの食事ではなく、文化と季節が出会い、物語として形になったものなのです。

サイドには、旬のタンジェリンとオリーブを使ったサラダをご用意いたします。柑橘の果汁を使った爽やかなドレッシングが、まるで南フランスの春風のようにサラダ全体を包み込みます。甘さと酸味のバランスが絶妙で、一口ごとに心が弾むような味わいをお楽しみいただけます。

⚫高級魚マカジキのグリル、グリーンレンズマメのラグー、トマトのブロスを使った煮込み

マカジキは、ただの魚ではありません。冬が運んでくれる、少し特別なご褒美のような存在です。知る人ぞ知るかなりの高級魚です。

メカジキの丸みを帯びた愛らしい姿とは対照的に、マカジキはスラリとした堂々たる佇まい。その身には引き締まった筋肉の張りが感じられ、一目見ただけで高級感が漂います。

しかし、日常のスーパーでその姿を目にすることは滅多にありません。鮮魚コーナーを探しても見つけられないかもしれません。それだけに、冬の訪れとともに現れるこの魚には、特別な意味があるのです。

マカジキを使った料理には、気取らない優雅さがあります。火を入れることで、その身はふっくらと仕上がり、淡白でありながらも力強い旨みが口いっぱいに広がります。

それを支えるのが、グリーンレンズマメのラグーです。

グリーンレンズマメは、水戻しが不要で、栄養価にも優れた食材です。このラグーには、ニンジンやセロリの甘み、フレッシュタイムやパセリの爽やかな香りがしっかりと染み込みます。

また、トマトとパプリカを煮込んだブロスに加えたシェリービネガーの隠し味が、全体に程よい酸味をもたらし、マカジキとの相性をさらに引き立てます。

地中海の豊かさを存分に楽しめる一皿を、ぜひ味わってみてください。

⚫カルダモン風味のシロップに漬けたマスカルポーネチーズクリームを詰めたトルコのアプリコット、ピスタチオとアーモンドのトッピング

ゆっくりと水で戻したトルコ産のドライアプリコットに、カルダモンの香りをまとわせた優しいシロップで火を通しました。それを一口サイズに整え、中には濃厚でなめらかなマスカルポーネチーズクリームをたっぷり詰めています。

一口頬張ると、アプリコットの自然な甘みとカルダモンのほんのりとしたスパイスの香りが広がり、さらにピスタチオとアーモンドのカリッとした食感が加わり、絶妙なハーモニーを奏でます。このデザートは単なる甘味ではありません。食事の最後にもう一度地中海の香りを楽しめる、余韻の一品なのです。

ホリデーシーズンの賑やかな日々が過ぎ、新しい年が訪れる1月。この教室では、地中海の食材がもたらす穏やかで贅沢な幸福感をお届けします。バターに頼らなくても、こんなにも豊かな味わいが食卓に広がることを、今年も一緒に発見していきましょう。

Wine
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●Coffee
コーヒー

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