スチュワート＆テツです。 東吾野駅（西武池袋線）英語でのクラスです。 日本語の通訳もあります。 駅まで車で送迎します。
１０時３０分発の西武池袋駅発の特急にご乗車ください。(時刻表は念のためご確認ください）
イギリスでは、イースターは「家族で過ごす春の最大イベント」です。
冬が終わり、草花が芽吹き、小さな命の象徴である 卵 や 子羊 が登場します。
街にはパステルカラーがあふれ、ウサギがラッキーモチーフとして飾られます。
教会に足を運ぶ人もいれば、家族で旅行に出かける人も。
「春が来た！」とみんながワクワクする季節なのです。
＜講師自宅＞
場所：講師宅で行われる英会話クッキング。
携帯：講師によるデモンストレーションとお食事
特徴：少人数制 「お召し上がり」
キリスト教を信仰している国において、イースターは非常に重要な祝日です。クリスマスがイエスの誕生を祝うのに対し、イースターはイエスの死を悼むものです。
イースター前の40日間は「四旬節」と呼ばれています。これはイースターに備え、質素な生活と簡素な食事を心がける時です。
現代では、四旬節の間「何かを断つ」習慣を持つ人もいます。例えば、お菓子や甘いものを食べないなどです。そうして節約したお金を慈善団体に寄付したりする人もいます。
伝統的に四旬節の間は、贅沢な食べ物や肉は禁じられていました。そのため、四旬節の前日には、家にある甘い物や肉をすべて食べ尽くす習慣がありました。
これがパンケーキの伝統の始まりです。これらは四旬節が始まる前日に作られ食べられました。このパンケーキはクレープに近く、アメリカのパンケーキとは異なります。
伝統的にはレモン汁と砂糖をかけて食べられました。
四旬節の間、魚は食べても大丈夫でした。そこでスコッチエッグは豚肉を使わずに作られました。サーモンを混ぜたマッシュポテトで卵を包んだのです。
四旬節の終わりに人々はお祝いをしました。“Good Friday”はイエスが処刑された日です。彼は十字架に釘付けにされました。そのため、その日に焼かれるパンには十字の模様が刻まれたのです。
これがホットクロスバンズです。
また、イースタービスケットも作られました。イースタービスケットの原材料はパンケーキと似ています。
そして、イースターを祝うための一番有名な伝統的なケーキがシムネル・ケーキです。これは表面をマジパンで覆ったライトなフルートケーキで、ケーキの上を１１個のマジパンの玉で飾ります。イエスには12人の親しい弟子がいましたが、その一人が裏切り者でした。そのため、ケーキの上には11個の玉しか飾られていないのです。
今回のクラスでは、イースターのシーズン全体を通した伝統的な食べ物を味わうことができます！
◆スプリングベジタブルスープ
にんじん、じゃがいも、グリンピース、スナップエンドウ、アスパラガス、長ネギ、セロリなどたくさんの種類の野菜を使い、パセリやミントを多量に入れます。軽めの爽やかなスープです。
◆パンケーキ（クレープスタイル）
イギリスでは、四旬節が始まる前日を “Pancake Day（パンケーキの日）” と呼び、家にある卵・牛乳・バターなどの“贅沢な食材”を使い切るために
伝統的なクレープ風パンケーキが作られてきました。レモン汁とお砂糖をかけていただくのが昔ながらのスタイル。
シンプルなのに、春を呼び込むような爽やかな味わいです。このパンケーキが食卓に並ぶと、
「もうすぐイースターが来る！」と誰もがワクワクする、季節の合図でもあります。
◆サーモン・スコッチエッグ
四旬節の知恵から生まれました。肉を控える習慣があったため、豚肉の代わりにサーモンとマッシュポテトで卵を包む工夫が生まれました。
サーモンは「春の喜び」の象徴とされ、魚介なら食べられたこの時期の食卓に、季節と信仰のバランスをもたらした料理です。
外はサクサク、中はふんわり。サーモンの旨味と卵の優しいコクが重なる、春らしい味わいが広がります。
肉を使えない時期でも、家族においしい料理を作りたい — そんな気持ちが工夫を生み出しました
◆ホットクロスバンズ
イースター直前の金曜日、 “Good Friday（聖金曜日）” に食べる十字が春を告げるイギリスの伝統パン
ふんわりとした生地に、レーズンなどが入り、シナモンやナツメグの香りがほのかに漂う甘いパン。
表面に描かれた白い「十字（クロス）」が最大の特徴です。
十字は、キリストが十字架にかけられたことの象徴。スパイスは 神聖な香り を表し、祈りの気持ちを込めて焼かれます。
地域によっては、 1年間の無病息災を願ってキッチンに吊るしておく習慣もあります
◆イースタービスケット
パンケーキに近い素材で作る、優しい甘さのビスケット。イギリス南西部、とくにサマセットやコーンウォールで長く親しまれてきたイースターの定番お菓子です。
イースターの時期、教会へ訪れる家族や友人に “Happy Easter!” の気持ちを込めて贈り合う習慣がありました。ビスケットの形は 丸（太陽） を象徴し、 復活の季節に訪れる「新しい光」を表したと言われています。
表面に 砂糖をまぶして仕上げるのは、 イースターの喜びと祝福の象徴。大切な人へ小さな幸せをお裾分けする——そんな温かな心が詰まったお菓子です。
◆シムネルケーキ
11粒のマジパンが語る、復活祭の物語
イギリスでイースターを代表する伝統菓子のひとつが、マジパンで覆われたライトなフルーツケーキ「シムネルケーキ」です。
ケーキの上に飾られた 11個のマジパン玉には意味があります。イエスの弟子は12人いましたが、そのうち一人は裏切り者。
そのため、忠実だった 11人を象徴する丸いマジパンが乗せられます。
しっとりとしたフルーツ生地に、マジパンの優しい甘さが重なる、春の祝いにふさわしい一品です。
家族で囲むティータイムを、特別な時間へと導いてくれます
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