Antipasto: Bruschetta al pomodoro
●トマトのブルスケッタ
イタリアンカラーのブルスケッタを作ります。 ブルスケッタはイタリア中部の郷土料理で、元々はローマの方言、ブルスカーレ（炭火で炙る）という意味からきていると言われます。ブルスケッタの最大のコツはパンの焼き方にあり、外側はカリッと、内側はふんわりが理想的。炭火で炙っていた頃から、キッチンに移動した今でもその理想は変わりません。ブルスケッタに乗せるトマトも、切り方や量で仕上がりの味が全く異なります。イタリアのマンマがキッチンでどのように作っているのかをお見せします。シンプルだからこそ味の違いが大きく出るイタリア料理の醍醐味を味わえるお料理です。



Primo Piatto: Pasta e carne alla “Genovese”
●“ジェノバ風” ミートパスタ
“ジェノバ風パスタ”、あるいは”ジェノバ風ミートソース”というと、その名前からイタリア北西部の街「ジェノバ」を思い浮かべると思います。あるいは、日本でも人気のバジルペーストのパスタを連想するかもしれません。ところがこのお料理は、伝統的なナポリ料理の中でも最高とされるメニューのひとつで、お肉入りのソースです。ナポリでのみ食べられるこの”ジェノバ風”パスタのレシピは、ナポリの正統派トラットリアでも必ずメニューに載っており、家庭でも母から娘へと各家庭の味が受け継がれるほど、ナポリっ子なら誰もが大好きなお料理です。今回ご紹介する私の家庭で受け継がれてきたレシピは、一度食べたら皆さんもお気に入りになること、間違いありません。



Second Piatto: Parmigiana di melanzane
●ナスのパルミジャーナ
パルミジャーノチーズにナスを挟むお料理は、ナポリのあるカンパニア州発祥で、今では南イタリアのどこにでもあり、特にシチリアで好まれています。カンパニアとシチリアの人たちはそれぞれ、自分たちがこのお料理の元祖だと言い張っているんですよ。 今回ご紹介するのは、私が母から教わったレシピです。ナスの柔らかな風味がソースやチーズと調和した絶品レシピで、私の大好物です。セコンドといえばお肉やお魚と思われがちですが、お野菜だけで主役にもなるナポリのレシピをぜひ覚えてください。


Dolce: Crostata di crema di limone
●デザート : レモンクリームのクロスタータ
イタリア南部を旅すると、あちこちでレモンのなる木を見ることができます。南イタリアの人々はレモンが大好きで、鼻をくすぐるレモンの強い香りと繊細な味のレモンタルトは、 一年を通して人気があります。日本では一年中いつでも手に入るレモンですが、日本での旬は今の時期。無農薬栽培のレモンも比較的簡単に手に入る、レモンタルトにぴったりの季節です。 私のレモンタルトが格別な秘密は、実は、私の母と義母のレシピのいいとこ取りをしたからなんですよ。お楽しみに！



Wine
●ワイン




Tea or Coffee
●コーヒーまたは紅茶
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