Antipasto: Capesante (Saint Jacques) gratinate
● 聖ヤコブのホタテ貝のグラタン
ホタテ貝をシンボルとする聖ヤコブ（聖ジャック）にちなみ、殻付きのホタテ貝をフランス語でコキーユ・サン・ジャックと呼びます。 スペインの巡礼の路、サンティアゴ・ディ・コンポステーラでは巡礼者は聖ヤコブと共に歩く印としてホタテ貝と共に歩くことでも有名です。 このように、ヨーロッパ各地でホタテ貝にまつわる教会やお料理があります。 聖人の名を冠したホタテ貝を使ったグラタンは、ホタテ貝にパン粉やパセリをかけて焼くお料理ですが、おいしく仕上げるポイントがいくつもあり、 一度食べた人を虜にするとも言われる味わいです。そのため、イタリアではクリスマスやお正月、そして大切な日のディナーの前菜として作られることが多いお料理です。



Primo Piatto: Linguine alla puttanesca
● 娼婦風リングイネ
ナポリ名物、「娼婦風スパゲティ（リングイネはやや幅広のスパゲティ）」の名前の由来には諸説ありますが、いずれにせよ、 その味は刺激的！唐辛子の辛みの効いたトマトソースが基本で、港町のナポリではツナを入れることがあります。魚介使いの巧みなナポリ人には、魚介とチーズは合わせないという基本原則があります。ではどうするのか、ぜひこのパスタを味わってください。私の父が家族と友人のためにディナーの準備をしている最中に送ってくれたレシピでお伝えします。ナポリの風を感じることでしょう。



Second Piatto: Calamari farciti con capperi e pomodorini
● ヤリイカの詰め物
イタリア人の大好きなヤリイカで、ナポリでもとても人気のある詰め物を作ります。イタリアのみならず世界中で人気のあるお料理ですが、 トマト風味に仕上げるのは、やはりイタリア南部の味。日本も新鮮な魚介が手に入るので、日本の皆さんにおススメです。準備をしておけば簡単にできるので、 いつもとちょっと違うメニューでお客さんを驚かせましょう。我が家の伝統、私の母のレシピです。



Contorno : Insalata verde
● グリーンサラダ
ヤリイカの詰め物には、緑の葉野菜で作るグリーンサラダを添えます。ナポリ風の味の組み合わせをお楽しみください。


Dolce: Biscotti al limone
● デザート : レモン風味のビスコッティ
南イタリアの特産品であると同時に、魚介類をさっぱりさせてくれるのがレモンです。どんな季節でも、どんな場面でも、どんな人の手も伸びる、 レモン風味の爽やかなビスコッティは、柔らかくてフレッシュな風味が人気です。簡単で手早くできるので、 作っておけばコーヒータイムのおしゃれ度はワンランクアップ。お客さんが来ても喜ばれることでしょう。


White wine
● 白ワイン


Tea or Coffee
● コーヒーまたは紅茶