■ガーフェー・イエン／タイ・アイス・コーヒー
タイでは街中の屋台でアイスコーヒーやアイスティーを売る店もあります。最近はコーヒーをハンドドリップで淹れるおしゃれなカフェも多くなってきましたが、手軽に冷たい飲み物が買えるドリンク屋台はタイの生活には欠かせません。そして、タイのコーヒーと言えば、コンデンスミルクたっぷりの甘いミルクコーヒーが基本。暑さで疲れた時には、甘くて冷たいコーヒーが、元気にしてくれます。
※イメージ↓



■ヤム・マラ・クン・ソー／エビとゴーヤのサラダ
日本でゴーヤと言えば、沖縄のゴーヤちゃんぷるーを思い浮かべる方が多いでしょう。日本のタイ料理店ではあまりみかけることはありませんが、 ゴーヤはタイでもよく食べられています。ゴーヤは栄養豊富な野菜。ビタミンCやBが豊富で、抗酸化や疲労回復に効果が高いと言われています。とくに、ビタミンCはトマトの5倍も含まれているうえ、 野菜としては珍しくゴーヤのビタミンCは、熱を加えても壊れにくいという点も大きな特徴です。 また、粘膜の正常化、血糖値の正常化、コレステロールの低下などの効果も期待できるので、積極的に摂りたい食品なのです。 そんなゴーヤのレパートリーを増やすためにも、ぜひ覚えていただきたいサラダです。レモン汁の爽やかな酸味とゴーヤの苦みが、じつによく合って夏にぴったりです。
※イメージ↓



■ピーク・ガイ・ヤッサイ／手羽先の肉詰め
誰にでも気に入ってもらえる料理です。私はいまだかつてこのピーク・ガイ・ヤッ・サイが嫌いという人にお目にかかったことがありません。 手羽先餃子のように、手羽先の骨と肉を取り出し、その皮に味付けした具を詰め込みます。ヤッサイとは「詰める」という意味です。 中にグラスヌードルやシイタケなどを手羽先の皮の間に詰め込みます。 クリエイティブな楽しさを持ったお料理です。 揚げる作り方もありますが、今回は蒸したあとにオーブンでグリルして、中はジューシーに、外の皮はパリッと仕上げます。 夏場の揚げ物は暑くて大変ですしね。そして欠かせないのが、タイ料理らしさを引き立てるディップソース。箸が止まらなくなるおいしいソースを紹介します。ビールにもぴったりで、子どもも大喜び間違いなしです。
※イメージ↓



■パッ・シーユ・ムー／豚肉の炒め麺
ムーは豚肉、パッは炒める、シーユは醤油という意味なので、そのまま直訳すると「豚肉醤油炒め」となりますが、 じつはこれ、ランチで人気の麺料理です。街中の屋台や食堂では、昼時にはパッ・シーユを注文する人をよく見かけます。 センヤイと呼ばれる米から作った幅広の平麺を使い、タイの醤油で甘じょっぱく味付け。日本のやきうどんのような感覚です。 センヤイがもちもちとした食感で食べ応えがあるので、しっかり食べたいランチに好まれるのでしょう。 この料理には調理の途中では唐辛子は加えないので、辛いのは苦手というお子様やお年寄りにも安心して召し上がっていただけます。 辛くしたい場合は、出来上がったあとで粉唐辛子を振りかけて食べるのがタイ流です。
※イメージ↓



■カオニャオ・マムアン／マンゴーともち米のココナッツミルクソースがけ
もち米をココナッツミルクで炊き、スライスしたマンゴーを添え、ココナッツミルクのソースをかけたタイの定番のスイーツです。 マンゴーは肌に良いビタミンCやミネラルが豊富で、まさに夏に食べるべきフルーツと言われています。 「もち米とフルーツですか？」と怪訝な顔をされる方もいますが、日本のおはぎの延長と思って食べていただければ、 違和感なく召し上がっていただけるでしょう。マンゴーのほのかな酸味と濃密な甘み、 ココナッツミルクのコク、もち米の柔らかい自然な甘み、かすかな塩気などが絶妙なバランスで混ぜ合わされて、この上ないハーモニーを生み出します。
※イメージ↓



■ガフェー、チャー／コーヒー、お茶
タイではコーヒーのことはガフェー、お茶のことをチャーと呼びます。冷たいコーヒーはガフェーイェン、ホットコーヒーはガフェーローンと言います。 タイではコーヒーはミルクがたっぷりで甘いのが基本です。コップにまずコンデンスミルクを注ぎ、その上に濃いめに淹れたコーヒーを注ぎ、 仕上げにエバミルクを加えます。ミルクなしのあたたかいコーヒーが欲しい場合はガーフェーローン・マイアオミルクと注文します。 ミルクなしでコンデンスミルクの代わりに砂糖を入れてくれる場合もあるので、ミルクなしの甘くないブラックコーヒーがご希望の場合には、 ガフェーローン・マイアオミルク・マイアオシュガーと言います。マイオアは「なしで」という意味です。