● ナスのペースト
夏にたくさん採れるナスやトマトを加工するのが、アゼルバイジャンの夏の風物詩。寒さの厳しい冬、野菜が少なくなってくる時期にも栄養がしっかり摂れるようにと、お母さんたちがせっせと仕込むのです。グリルでナスをこんがり焼いて、トマトの風味もつけて。この風習は17世紀にはアゼルバイジャンからロシアに伝えたと言う程古くから行われてきました。パンはもちろん、ごはんにも合うペーストを味わいましょう。
< 実物 >

● 緑レンズ豆のサラダ
レンズの形に似ていることから「レンズ豆」と呼ばれるこの豆は、皮を剥いた赤いレンズ豆、皮付きの茶色、鮮やかな皮の色が印象的な緑色のレンズ豆があります。予め水に浸す必要がないことから、家庭でも手軽に使われます。アゼルバイジャンではキュウリなどの生野菜やハーブに加え、ピクルスを入れて酸味のあるさっぱり味にするのが特徴です。野菜の種類を変えると味わいも変わるので、基本を覚えて皆さんの味を作り出してくださいね。
< 実物 >

 


● ゴルキョシュテ/アゼルバイジャン風肉鍋
ぎゅっと肉の味が凝縮した肉入りのお鍋は、牛肉と羊肉のミックスで作るキョフテ作りが決め手。このキョフテ奥が深く、トルコとアゼルバイジャンではキョフテだけで３００種類以上、種類があるんですよ。また基本的には葉巻のように少し長めに作るのが、特徴です。 さてスープですが、ジャガイモと一緒にトロミのあるアゼル風の濃いめのトマトソースで煮込む、子どもから大人までみんなが大好きな味。肌寒い季節に家族や友人と囲みたいお鍋です。ごはんにも合いますが、私はパンをソースに浸しながら食べるのがお気に入りです。スープの旨味がパンにも染み込んでジュワッと口に広がる瞬間が最高です。
< 実物 >

● セモリナ・ハルヴァ
パスタやクスクスなどに使われる小麦、セモリナを使ったデザートです。アゼルバイジャンではお祝いの時にはドライフルーツやナッツを入れたセモリナのデザートが有名ですが、これは、アゼルバイジャンでも知る人ぞ知るデザート。ドーム状に作ったセモリナを割ると、中からアイスクリームが顔を出すという仕掛け！冷たく滑らかなアイスクリームに、粒々感のあるセモリナが混ざる様子は新感覚。アイスクリームの種類によって色も味も変わってきます。日本で驚きの相性アイスクリームにも出会いました。私がお気に入りの味2種類を揃えておきますので、当日皆さんがそれぞれ選んで自分の分を作ってくださいね。
< 実物 >

●ご到着時のおもてなしとして、様々なアゼルバイジャンの手作り菓子などをお飲み物と共にお出ししています。
< 実物 > パンの中身はラムの尻尾の脂で味付けしたポテト!