小田急線新百合ヶ丘(川崎市)日本語と英語のミックス、ベテラン主婦のミキさんのクラスです。タイ人らしいマイペンライ(気にしない)なおおらかさがチャーミングなミキさんが作るタイの家庭料理は、お店で食べるよりもおいしいと評判です。
タイの北部は美味しい料理の宝庫と言われています。5月はそんな北部のシャン族の料理です。カノム・ジーンは米の麺を使った料理で、日本ではバンコクなどの中部で食べられている魚を使ったイエローカレーをかけたカノム・ジーン・ナム・ヤー・プラーが知られていますが、カノム・ジーン・ナム・ギョウはレッドカレーに似た辛いペーストをもとに作ります。唐辛子は乾燥したものを使用するので、奥から湧き上がるような深みのある強い辛みが特徴です。また、ポークリブを使うので旨味もたっぷりで、箸が止まらなくなります。なお、今回このカノム・ジーン・ナム・ギョウとグラ・ポンを取り上げるにあたって、先日タイに帰省した際に、トゥアナオなど日本ではなかなか手に入らない食材も集めてきました。みなさんがご家庭で作るために代用できる食材もご紹介しますが、クラスでは本物の味を知っていただくために、よりリアルに現地の味を再現したいと思っています。お楽しみに。
ポークリブのスパイシー汁かけ麺
カノム・ジーン・ナム・ギョウ
タイ風 野菜かき揚げ
グラ・ボン 実物
もち米とマンゴーのデザート
カオニャオマムアン 実物
ชาอัญชัน / Cha Anchan /チャー・アンチャン
●バタフライ・ピーのハーブティー
タイでは美容効果が高いと女性に人気のチャー・アンチャン。アンチャンは英語でバタフライ・ピー、和名では蝶豆と呼ばれる植物のことで、朝顔のような青い花が咲きます。その花を使ったハーブティーがチャー・アンチャンです。この花の搾り汁は、お菓子や米の色付けにも使われています。そしてこの花の青い色には、抗酸化作用を持つアントシアニンが豊富に含まれているのでアンチエイジングの効果が期待でき、さらに眼精疲労にも効き目があると言われています。また、この青色は、ライム汁などを加えると一瞬で紫色に変色するという特性があり、ホームパーティーなどでこの色変わりを披露すると喜ばれます。
※お食事とチャー・アンチャン(写真中央上)実物↓
ขนมจีนน้ำเงี้ยว / Khanom Jeen Nam Ngiaw /カノム・ジーン・ナム・ギョウ
●ポークリブのスパイシー汁かけ麺
タイ北部の郷土料理です。もともと屋台料理として生まれたもので、チェンマイなどでは現在もカノム・ジン・ナム・ギョウの屋台を見かけます。この料理は、トマト風味のソースを、米を醗酵させて作った麺にかけて食べる麺料理です。唐辛子にニンニクやホムデンなどを加えて作ったペーストと豚のバックリブやトマトを炒めて煮込むソースは、旨味が濃いながらも、トマトの酸味もほのかに感じられて軽やかな味わいで、一度食べたら忘れられません。クラスでは本場の味を皆さんに知っていただけるよう、日本ではなかなかお目にかかれない、ドークギウ(木綿花)の雄シベ雌シベを干したものも加えて作ります。麺は日本の素麺でも代用できるので、夏に向けて素麺料理のバリエーションとしてもおすすめです。
※たっぷりの野菜をトッピングして・実物↓
น้ำเงี้ยว / Nam Ngiaw / ナム・ギョウ
●ナム・ギョウのペースト
ナム・ギョウのペーストも赤い味噌のようで、見た目はレッド・カレー・ペーストとそっくりですが、使用する素材に違いがあって微妙に味わいが異なります。ナムギョウペーストに欠かせないもののひとつがトゥアナオ。大豆を発酵させて乾燥させたもので、これを加えることで味にコクが生まれます。手間はかかりますが、ホームメイドの出来立てのペーストで料理を作ると香りがよく、美味しさが違います。
กระบอง / Gra Bong /グラ・ボン
●タイ風 野菜かき揚げ
こちらもカノム・ジン・ナム・ギョウと同様に、ミヤンマーからタイ北部にかけての地域で暮らすシャン族の郷土料理です。日本のかき揚げと同じように見えますが、大きな違いがあります。それは小麦粉ではなく米粉を使うこと。揚げるとカリッとした食感が楽しめます。また、これによって小麦粉アレルギーのあるお子さんにも、安心して召し上がっていただけます。カレー粉を加えて風味づけをするのもグラボンの特徴です。ほかにも様々な違いがあるのですが、衣にもしっかりと味をつけているので、食べてみると日本の天ぷらとは別物であることを感じていただけるでしょう。クラスでは実際に現地でグラボンに使われるバナナの花やパパイヤ、サツマイモの根なども、ご用意できればと思っています。
※実物↓
ยำกุนเชียง / Yam Goon Chiang /ヤム・グン・チーアン
●ソーセージのサラダ
タイには中国系の民族も多く、中華食材を使った料理も数多くあります。タイの家庭でよく食べられているこのサラダもそのひとつです。豚肉の旨味が凝縮され、甘く味付けされたソーセージが、このサラダの美味しさの決め手。このソーセージを使うことで、「酸っぱくて、辛くて、甘い」タイらしい味わいのサラダに仕上げます。また、サラダですがごはんのおかずにもなる一品です。
※実物↓
ึข้าวเหนียวมะม่วง / Khao Nieow Mamuang / カオニャオマムアン
●もち米とマンゴーのデザート
食べたことのない方にとっては、フルーツともち米という組み合わせが奇異に思われるかもしれませんが、じつは意外と相性が良く、食べてみて大好物になったという方も少なくありません。もち米をスイーツにするという感覚は、日本のおはぎに近いかも。新鮮なマンゴーが手に入る時期だけに楽しめる絶品スイーツをお楽しみください。
※たっぷりのマンゴーを使って・実物↓
กาแฟ ชา / Kafe Cha / ガフェー、チャー
●コーヒー、お茶
タイではコーヒーのことはガフェー、お茶のことをチャーと呼びます。冷たいコーヒーはガフェーイェン、ホットコーヒーはガフェーローンと言います。タイではコーヒーはミルクがたっぷりで甘いのが基本です。コップにまずコンデンスミルクを注ぎ、その上に濃いめに淹れたコーヒーを注ぎ、仕上げにエバミルクを加えます。ミルクなしのあたたかいコーヒーが欲しい場合はガーフェーローン・マイアオミルクと注文します。ミルクなしでコンデンスミルクの代わりに砂糖を入れてくれる場合もあるので、ミルクなしの甘くないブラックコーヒーがご希望の場合には、ガフェーローン・マイアオミルク・マイアオシュガーと言います。マイオアは「なしで」という意味です。
※タイ料理は、右手にスプーン、左手にフォークを持って食べるのがマナーです。料理を口に運ぶのは、右手のスプーン。基本的にはフォークは料理をスプーンに乗せる時のサポート役として使います。そのため、テーブルセッティングでも中央に皿を置いて、右にスプーン、左にフォークを置くことがあります。これがタイ式。
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お料理は料理名としてのイメージのため実物とは異なります
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※他のクラスへの変更はできません。
※お申し込み後初めての方は3日以内、リピーターの方は5日以内にお振込みいただく前金制です。
※持ち物:エプロン、筆記用具、カメラ等
※待ち合わせ場所:小田急線新百合ヶ丘駅(しんゆりがおかえき)改札口。詳しい経路につきましてはご入金後に発送いたします案内書に記載いたします