Niki's Kitchen 英語料理教室

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( ミキ先生 ) ナスが美味しい昔ながらのサラダと手毬のように可憐な宮廷式の肉団子

小田急線新百合ヶ丘(川崎市)日本語と英語のミックス、ベテラン主婦のミキさんのクラスです。

タイ人らしいマイペンライ(気にしない)なおおらかさがチャーミングなミキさんが作るタイの家庭料理は、お店で食べるよりもおいしいと評判です。

 

6月のクラスは、夏野菜のナスを美味しく食べる昔ながらのサラダを中心に考えました。

さっぱりとしていながら干しエビの旨味をたっぷりと吸わせたナスのサラダは、暑い日に食欲をわかせてくれます。

そんなサラダに合わせるのは、揚げ物ながら油っぽさを感じさせず、パリパリとしたクリスピーな食感が楽しいムー・サロンです。

味も濃すぎないので、サラダの味わいを邪魔せず、お互いに美味しさを引き立てあいます。またパッタイ・クンも、見た目は

濃厚な味付けに見えますが、ほんのりと感じるフルーティーな酸味が、暑い日にも美味しく食べやすく感じさせます。

今回の料理はどれも辛くはありませんが、タイらしいアジアン・エスニックな風味満載で、これからの季節にぴったりです。

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料理の紹介

■Welcome drink

 

 

 

ナスと干しエビのサラダ/ยำมะเขือยาวกุ้งแห้ง(ヤム・マクア・ヤーオ・クン・ヘーン)

鯛の食堂やレストランではめったにお目にかかることはありませんが、じつはこのヤム・マクア・ヤーオ・クン・ヘーンは昔からタイの家庭ではよく食べられているサラダです。グリルして甘みを増し、とろっとしたナスが主役。そこに旨味たっぷりの干しエビと茹でたまごなどを加えます。タイのナスは日本のナスの2~3倍の長さで色も緑。でも、日本のナスでも美味しく作ることが出来ます。日本の焼きナスとは一味違った美味しさで、ごはんのおかずにもなります。

< 実物 >

 

豚肉団子の麺包み揚げ/หมูโสร่ง(ムー・サロン)

王様のために考えられた宮廷料理です。「ムー」は「豚肉」、「サロン」は「腰巻き布」のことです。この料理は下味をつけた豚の挽肉を丸め、麺を巻き付けて油で揚げます。このような調理法自体は何世紀も前からあったと言われていますが、それをモダンに進化させています。揚げた麺は、クリスピーで香ばしい衣になります。中の肉団子にはパクチーの根を使って、香りよく仕上げるのが特徴です。出来上がりも美しく、ホームパーティにもおすすめです。

< 実物 >

 

 

タイ風エビ焼きそば/ผัดไทยกุ้งสด(パッタイ・クン)

タイ全土で食べられている人気の料理です。「パッ」は「炒める」という意味で、直訳すると「タイ炒め」です。まさに国を代表する料理といったところです。というのも、このパッタイは、第二次世界大戦に当時の首相が国民のために推奨し、レシピを広めたという歴史があるからです。パッタイに使う麺は米の粉で使った平打ちの乾麺です。もともと似た料理はありましたが、このレシピが開発されたのは戦後でした。その頃、タイでは深刻なコメ不足の時代があり、米の消費量を抑えるために、米をそのままごはんとして食べるのではなく、少ない量でもお腹がいっぱいになるよう、野菜や厚揚げ豆腐とともに炒めた米麺の焼きそばをパッタイと名付けて喧伝したのでした。タマリンドを使った甘酸っぱい味付けが食欲をそそります。

< 実物 >

 

 

 

白玉団子&ココナッツミルク/บัวลอย(ブアロイ)

つるんとしてもちもちな白玉団子の定番デザートです。街角や市場のスイーツ屋台には必ずあるお馴染みの品。美味しくて作り方も簡単なので、お子さんと一緒に楽しく作っていただけます。

砂糖の量を調整してお好みの甘さで。

< 実物 >

 

 

 

กาแฟ หรือ ชา(ガーフェ ルー チャー)

■コーヒーまたはお茶

 

 

 

タイの食事の習慣

タイでは右手にスプーン、左手にフォークを持って食べるのが一般的です。マナーというほどではないですし、イスラム教のような宗教的な厳格なルールでもありませんが、料理はスプーンで口に運び、フォークは料理をスプーンに乗せる際のサポート役として使います。タイのレストランに行って、テーブルセッティングで、右にスプーン、左にスプーンが置かれているのを見て、「あらあら」と思う方がいらっしゃるようですが、タイ式ではこれは間違いではありません。また、右手はスプーンという決まりがあるわけではないので、パッタイなどの麺を食べるときには、フォークを右手に持つこともあります。ルールとして気を付けたいのは、汁のある麺の食べ方。ズルズルと音を立てて麺を吸い込むのはNGで、器に口をつけて汁を飲むのもNGです。汁はスプーンかレンゲで口に運びます。