■タイ風ライスコロッケ／ข้าวทอด（カオ・トード）

ごはんに挽肉を混ぜ、味付けをして油で揚げたもの。味付けにはレッドカレーペーストを使うので、ピリ辛で、暑くて食欲がないときでも、２つ、３つと食べたくなります。簡単に作れるわりに、肉も使っていてそれなりにごちそう感もあるので、ホームパーティーなどにもおすすめです。作り立てのアツアツはもちろん、揚げることでコクと香ばしさが増しているので、冷めても美味しく召し上がっていただけます。＜実物＞

■タイ風生春巻き／ปอเปี๊ยะสด（ポー・ピア・ソード）

タイの生春巻きは、たくさんのハーブを巻き込むのが特徴です。多くのハーブは、体に溜まった毒素の排出を促す効果があると言われているので、この「ポ ピア ソード」はとってもヘルシー。クラスではピーナッツソースも自家製します。このソースは焙煎したピーナッツの香ばしさとコクのある味わいで、「ポ ピア ソード」の美味しさを引き立てます。＜実物＞

■ココナッツミルクのソースで食べるパイナップ入りタイ風素麺

／ขนมจีนซาวน้ำ（カノム・ジーン･サウ･ナーム）

夏にぴったりな一品です。暑さに慣れているタイ人でも、あまりの暑さにぐったりしてしまうことがあります。そんな日に食べたくなるのが、この「カノム ジーン サウ ナーム」です。フレッシュなパイナップルの清々しい甘酸っぱさが、食欲をそそります。一口食べれば、その美味しさに驚くはず。ココナッツミルクにパイナップルを合わせたソースなんてデザートみたい、と思ったら大間違い。干しエビとニンニクとショウガが香る、立派な食事メニューです。フィッシュボールも入るので、ボリューム感もあります。なお、パイナップルに多く含まれるビタミンB1は疲労回復に役立ち、夏バテしたときに効果があります。また、同じく豊富なクエン酸は、疲労回復効果だけでなく、胃腸の調子を整えて、消化吸収を助けます。＜実物＞

■カオ・トードとネームのサラダ

／ยำข้าวทอดแหนมหมูสด（ヤム･カオ･トード･ネーム･ムー･ソード）

こちらは「カオ トード」の応用編です。この「ヤム カオ トード ネーム ムー ソッド」は、「カオ トード」を割って崩し、発酵させた生ソーセージのネームや野菜を加えてライスサラダ風に仕上げるので、他のおかずがなくてもランチならこれ一品で充分。カリッと揚げた「カオ トード」の表面部分がアクセントになって、クリスピーな食感が楽しめます。「カオ トード」を多めに作って冷蔵庫に保存し、フライパンで揚げ焼きすれば、翌日のお昼には「ヤム カオ トード ネーム ムー ソッド」にアレンジして美味しくいただけます。「カオ トード」は冷凍も可能です。＜実物＞

■スイカのシャーベット／เชอร์เบทแตงโม（チャーベ・テンモー）

夏のフルーツの王様、スイカ。タイ語ではテンモーと言います。スイカはそのまま食べるだけでなく、ジュースでもよく飲まれています。そのスイカにはシトルリンという成分が含まれています。シトルリンは血行を促進する効果があるのだとか。血液の循環が良くなると、老廃物も効率よく排出され、疲労回復にも役立ちます。また、スイカには緑黄色野菜よりも豊富にβカロテンが含まれ、リコピンもトマトより多いと言われているので、アンチエイジングにも効果があると考えられています。

■タイのアイスコーヒー／กาแฟเย็น（ガーフェ・イエン）

＜タイの食事の習慣＞

タイでは右手にスプーン、左手にフォークを持って食べるのが一般的です。マナーというほど厳格なものではないし、イスラム教で食事に左手を使わないというような宗教的なルールでもありませんが、料理はスプーンで口に運び、フォークはスプーンで料理を切る際に、押さえるために使います。タイ料理店では、皿を挟んで右側にスプーン、左側にフォークが置かれることがありますが、タイ式ではこれは間違いではありません。なお、パッタイなどの麺料理を食べるときには、右手にフォーク持って料理を口に運びます。