◆モロッコの小龍包（ショウロンポウ）マントゥ
皮から手作りです。マントゥは、すばり、モロッコ風小龍包です。ネパールではモモ、中華では小龍包、アラブではマントゥと呼ばれるこのお料理は、通常香辛料で味をつけた、ひき肉を生地の中に詰め、茹でるもしくは蒸して作るもので、世界中で幅広く食されています。生地の薄さやタレ、使うお肉や香辛料に地域差があり、モロッコのものはどなたにとっても「初めての味！」といってくれるはず。中のお肉は鶏ひき肉を使い、ラスエルハヌートと呼ばれる数十種類ものスパイスを配合したものを使います。もちろんそれだけではありません。中に入る野菜もぐっと魅力的。その中の一つをご紹介すれば何とピーマンを配合します。うまみをぎゅっと味わえるのもこのマントゥのポイントです。

◆マントゥ用のトマトソース
モロッコではマジョラムやバジルなど５種類のハーブやスパイスが入った手作りトマトソースで召し上がります。作ってみましょう　

◆焼きパプリカのガーリック・オリーブオイル漬け
パプリカが出回っている時期に作って保存をしておくと便利です。太陽をたっぷり浴びたパプリカをこんがりと焼き、何とも言えない甘みを出します。マリカさんならではの工夫もお楽しみに。
　

◆焼きパプリカのサラダ
ガーリック・オリーブオイル漬けを使いモロッコで今、大流行しているカマボコサラダを作ります。ここで使う食材。モロッコでも「カマボコ」と呼ばれてるんですよ。

◆アボカドとキョウリの冷たいスープ
モロッコを旅する人たちで一番人気のドリンクがアボカドジュース。使ってる材料はシンプルなのですが、忘れられない味として語り継がれています。そんなアボカドをモロッコの知恵でスープを作ります。

◆ハロウワト・カオカオ・ワ・ジェルジラン
モロッコでは、いつどんな時にでも来客があったとき用にお菓子を作り、保存しています。今回作るのは暖かい時期に保存のできるお菓子。手鞠のような愛らしい姿のお菓子にはピーナッツや胡麻といったまろやかな甘さのものが、詰められています。カリカリとした歯触りが後を引く、お茶請けにもおつまみにも合います。

Moroccan tea
●モロッコのミントティまたは季節のハーブティ
生のミントが収穫できない時は、別のハーブを入れて作ります。
モロッコでは、一家団らんの時もお客様を迎える時も、常にミントティーを飲む習慣があります。絨毯やバブーシュの専門店で値引き交渉を進める時にも、待ってましたとばかりに登場するお茶はミントティー。男性達が社交場で飲むドリンクもミントティー。お茶の色がウィスキーの色に似ていることから、モロッカンウィスキーという別名もあります。これほどまで生活に根付いたお茶ですが、地方によって家庭によって、ブレンドの配合が微妙に違います。マリカさんのミントティーは、モロッコのどのお店よりも美味しいと評判です。＜実物＞