参宮橋 日本語でのクラスです。
ニューヨークにはコンビニとファーストフードの中間のようなデリが沢山あります。その中でもチャイニーズデリ、コリアンデリ、アラブ系デリ、イタリアンデリ、ユダヤ系デリなど、扱っているものも少しずつ違います。その中でも今回は私の大好きな、ジューイッシュデリ(ユダヤ系)の食べ物を紹介します。ジューイッシュデリの食べ物はユダヤ系のアメリカ人だけでなく、ニューヨーカーにとっても食べるとホッとするコンフォートフードです。その中でも私の大好きな、マッツァボールスープやハーフサワーピクルス、エブリシングベーグルなどを作ります。
エブリシングベーグル
チキンとクランベリーのサラダ
サワークリームコーヒーケーキ
・Matzo Ball Soup / マッツァボールスープ
ジューイッシュデリの定番のスープ、マッツァボールスープ。マッツァは、トーラーにも出てくる、小麦粉と水のみでできたクラッカーのようなパンです。そのクラッカーを使ったお団子がプカプカとチキンスープに浮いた、とても面白い見た目のマッツァボールスープは、優しいホッとする味。丸鶏を使って栄養もたっぷりなのでこれを食べると風邪が治る、とも言われています。
< 実物 >
・Half Sour Pickles / ハーフサワーピクルス(作り済み・レシピあり)
ピクルスといえばジューイッシュデリ。アメリカのピクルスは柔らかくて酸っぱいイメージですが、それは数ヶ月熟成されたものでニューヨークではFull Sour Picklesと言います。Half Sour Picklesは熟成が4日~1週間ほどのピクルスで、パリッとした食感で日本の浅漬けによく似ています。ニューヨークのデリのピクルスは、酢は使わず、乳酸発酵で作ります。
< 実物 >
・Everything Bagel / エブリシングベーグル
ニューヨークの朝食の定番といえばベーグルで、街中にベーグルショップがあります。ベーグルショップ以外でもスーパーやデリ、街角など至る所ベーグルを買うことができます。そんなベーグルも元々は東ヨーロッパからのユダヤ系移民がアメリカに持ち込んだ食べ物。フレーバーも豊富で、プレーンや全粒粉、甘い系だとシナモンレーズン、食事系だと胡麻やポピーシード、ガーリックやオニオンなどがポピュラーです。その中でも特にニューヨークらしいベーグルがエブリシングベーグル。食事系トッピングが全部乗っています!
< 実物 >
・Sun Dried Tomato and Scallion Cream Cheese / サンドライトマトとネギのクリームチーズ
ベーグルに塗ったり挟んだりするクリームチーズにも、いろいろなフレーバーがあります。今回は付け合わせのクイックスモークサーモンにもよく合う、サンドライトマトとネギの入ったクリームチーズを作ります。
・Quick Smoked Salt Cured Salmon / クイックスモーク風サーモン
スモークソルトをかけて寝かせたクイックスモークサーモン。エブリシングベーグルにクリームチーズを塗ってサーモンを少しのせれば、ニューヨークの朝食のできあがり。
・Cranberry Chicken Salad / チキンとクランベリーのサラダ
チキンスープのお出汁で使った丸鶏を、サラダにします。マヨネーズでクランベリーや野菜と一緒に合えただけのシンプルなサラダは、そのままでも、サンドイッチの具にしても。クロワッサンやマルチグレインの食パンで挟むことが多いけれど、ラップサンドやベーグルでサンドしても美味しくいただけます。
< 実物 >
・Sour Cream Coffee Cake / サワークリームコーヒーケーキ
コーヒーと一緒に食べるためのケーキ。コーヒーは入っていません。どこのデリにも売っています(どんなエスニック系デリでも、どんなに田舎でも!)。コーヒーケーキはサワークリームが入ってしっとりしたバニラ風味のシンプルなケーキの上に、シナモン味のクランブルがのっていて、アメリカを代表するコンフォートフードの一つです。
< 実物 >
・コーヒー&紅茶