ペイニルリ・オットル・ピデ（ハーブとチーズのトルコパン）の実物動画

●ウェルカムドリンクとウェルカムサービス

●ケイナナチョルバ

(野菜がたっぷり入ったアナトリアの牛肉ヨーグルトスープ)

トルコ語でスープを意味する『チョルバ』はペルシャ語のスラバ『šurbâ』に由来し、「塩辛い」と「愛」という2つの言葉が組み合わさって生まれました。
トルコのスープはヨーロッパのスープと同様、前菜の役割を持つことが多いです。しかしトルコの食卓に並ぶ前菜はその質とボリュームの内容から、その後に続く食事を示すことが多いです。オスマントルコ時代の記録によると庶民の人達はほぼ毎晩。時には朝も栄養価の高いスープを食していました。何世紀もの間スープは経済的に優しい栄養源であり、トルコの人々の宝だったのです。ゆえにトルコのスープは創造性と多様性に富み多くの種類が生まれました。今でもトルコ料理において欠かせない要素となっています。特にラマダンの時期には、食前にスープを飲んで胃をリラックスさせることが好まれます。 トルコ料理におけるヨーグルトスープも実に多彩です。アナトリアのヨーグルトスープでラマダンを迎えます。

● セブゼリ・タブク・ギュヴェチ
（モッツァレラチーズとチキンと野菜のギュヴェチ）

トルコは新鮮なミルクがたくさん収穫できるためモッツァレラチーズをたくさん作っています。

ミルキーでモチモチした食感が特長のモッツァレラ。もちろんそのままでも美味しいですが、
実は温めると他の食材とよく馴染み、さらに美味しくなるんです。

ところでギュヴェチの語源はブルガリア語です。土鍋の一種、またはその中で調理されたお料理を表します。ギュベチを焼く器は円形か楕円形で、かなり浅く表面積が大きいため蒸発しやすくなっています。アナトリアの地方では鍋を密閉して火の灰の中に埋め、一晩ゆっくりと調理するお料理があります。またアナトリアの地元の人たちは、グヴェック鍋をパン屋さんに持っていって釜で焼いてもらうのも一般的です。今回は鋳物鍋にチキンと野菜を入れモッツァレラチーズをのせてたギュベチを作ります。ボリューム満点でラマダンのメインディッシュとして美味しくいただいてください。

●ペイニルリ・オットル・ピデ
（ハーブとチーズのトルコパン）

トルコにはたくさんの種類のパンがあり、地域限定のものやラマダンの時期にしか食べられないものがあります。チーズ入りのハーブピデは、ラマダンの時期にメインディッシュと一緒に食べることができる特別なパンです。庭で摘んだハーブを使って、美味しいソフトハーブピデパンを作ってみましょう

●カバクシャヤン
ズッキーニが苦手な方でもズッキーニが好きになる前菜で、ハーブチーズのピデパンと一緒に食べるとさらに美味しくなります。 下に絞ったヨーグルト、上にオリーブオイルでスパイスを効かせたクルミをのせた前菜です。パンにぴったりか響きでしょう？

●チムチックバクラバ
この歴史ある美味しいお菓子の裏には、とても重い極論が隠されています:))ギリシャから中東まで、誰もがバクラヴァは自分たちのものだと主張し、独自の調理法を持っています。15世紀、オスマン帝国はコンスタンティノープルでバクラヴァの究極の味を完成させました。トプカプ宮殿（サライ）の記録には、ファーティヒ・スルタン・メフメット（征服者）以来、サライの台所にあったすべての記録が保管されています。このレシピは、1473年からの宮殿の記録に基づいており、その味は、スルタンに非常に感銘を与えるものでなければなりません。そうでなければ、オスマン帝国のサライ（宮殿）の料理として採用される可能性はない。

1800年頃までは、バクラヴァは高級デザートとしてしか食べられず、お金持ちしか食べられないものでした。最近でも「毎日バクラヴァを食べられるほど裕福ではない」という表現があります。

現在のトルコでは、バクラヴァは特別なイベントや記念日、宗教的な期間（特にラマダン期間）に食べることがほとんどです。ビジネスギフトや結婚式の引き出物として、バクラヴァバスケットに入れて贈られることも...。スルタンたちがオンラインで注文するのを想像してみてください！なんて早くて便利なんでしょう。