●Siltama（スルタマ）またはachchiq go'sht（アッチクギュシ）キルギス語ではачуу эт（アチューエトゥ）

地球の中でオオカミの次にキルギス人が肉をよく食べるというジョークがあるほど肉を使った料理が多いキルギスですが、その中でもスルタマは至高の肉料理です。

ウズベキスタン東部からキルギスの南部のいわゆるヴォーディと呼ばれる地方の郷土料理で、本来は家庭で食べるよりも外食で週に1回か2週間に1回くらい、贅沢したいときに食べられます。たっぷりの羊肉または牛肉の赤身を様々なスパイスと野菜と共に肉がホロッホロに柔らかくなるまで３時間以上コトコト煮込みます。今回は圧力鍋で４０分あまりで作る方法をお教えします。※羊肉または牛肉お好きな方で作れます。

特徴は水分をほとんど加えないことで、肉と野菜とスパイスの旨味が凝縮しています。

地方によって呼び方が異なり、ウズベキスタンの東側ではスルタマ、キルギス南部に住むウズベク人の間では同じ料理をアッチクギュシと呼びます。またキルギス語ではアチューエトゥと呼ばれます。

サイドに必ず添えられるサラダとスライスしたオニオンを一緒に口に入れることでスルタマの味がさらに引き立ちます。

ノンやパンをスルタマから染み出した汁につけて頬張ると、もうそれはとても幸せな気持ちになります。

●Napoleon torti（ナポレオンケーキ）

キルギスでよく食べられているナポレオンケーキは日本で知られているナポレオンケーキと異なり、サクサクしたパイ生地が何層にも重なっていて柔らかく、カスタードの優しい甘みが大人気のケーキです。

よくお客様を自宅に招待した時などに作ったり、レストランなどでもデザートのメニューにある場合も多くあります。

サクッサクの生地があっと驚くほど簡単に作れてしまいます。カスタードを挟むと不思議なことにサクサクの生地にカスタードがちょうどいい感じに染み込み本当に美味しいのです。

私たちのナポレオンはいつもフルーツをたくさん挟んだ豪華版です！

■秘密！
ちょっとだけ秘密その１をお見せします
ナポレオンケーキ。こうやって私たちは丸くしています。秘密はレッスンの中で！