■ビワのピクルスとブレザオラのクロスティーニ
シンプルな料理といえど、そのレシピにはちょっとしたコツや工夫がたくさん潜んでいます。例えば生ハムにビワのピクルスを合わせてみたりビワのピクルスにはあるものをたっぷりきかせてみたり。急なおもてなしにも向くお皿ばかり。
旬のビワをそのまま食べるのではなく、ピクルスを作ります。ピクルスと言えば様々な野菜のイメージですが、フルーツを使うことでフルーツの甘味とピクルス液の酸味のバランスが絶妙でユニークなピクルスを作ることができます。　

「枇杷（びわ）」はサンフランシスコにも生えています。５月頃から収穫できるようになります。味は甘く、同時に少し酸っぱい。種は金色に磨かれているような感じです。イタリアやスペイン移民の間では「ニスペロ」と呼ばれ愛されています。とても美しい！彼らは大量の実を収穫し、魔法のように漬け込んで瓶詰にして、クリスマスになると開封するのです。寒い季節にこの5月の果実を楽しみ、漬け込みと発酵の過程で資質を上乗せすることには、計り知れない喜びがあるのです。ビワのピクルスは、他のフルーツや野菜のピクルスと同様に、独特の甘さと酸味が特徴で、さまざまな料理にアクセントを加えるのに役立ちます。応用が効きます

ブレザオラは牛肉の赤身肉で作られた生ハムの一種。脂肪分が少なくヘルシーです。※ブレザオラで作る予定ですが万が一手に入らないときはパロマハムを使用します。他いろいろ工夫があります。想像しただけでワインが進んでしまいそうな前菜です。バランスを楽しんでみますしょう。

■グリルしたメカジキ、ひよこ豆とチョリソーの温製サラダとルイユ

メカジキはその使い勝手の良さは、調理の幅を広げ、料理人たちからも高く評価されています。上品な甘みがあり、脂が少ないことから、適切に調理された場合は非常に美味しい魚の一つです。身はやや硬めで、食感も噛み応えがあり、ステーキや塩焼きなど様々な料理に使われます。

メカジキをシェフのコツで美味しく焼いてみましょう。メカジキにはひよこ豆とクリスピーなスペインのチョリソーの温サラダを共にします。
上からはオレンジ色の「ルイユ」をかけます。ルイユは南仏の魚介料理のブイヤベースには欠かせないソースで、 スペインでは揚げ物に添えられることも多い少しピリッと辛いソースです。 メカジキと一緒にいただけば止まらないおいしさ。地中海らしい味わい感じることができますよ。

■ロバートのクレマカタラナ　

ソースやクリーム作りを得意とするロバートから一口で皆さんを唸らせたい！という待望のお菓子のメニューが届きました。なめらかなソースを失敗なく作れるよう、ロバート秘伝のコツ満載でご紹介しま す。
クレマ・カタラナはフランスのクレームブリュレに似たスペインで人気のデザート。
シナモンや柑橘の風味が特徴です。
カスタードクリームを作る時のように鍋のまま加熱するためオーブンや蒸し器は使わず、湯煎などする必要もないのでクレーム・ブリュレに比べて作りやすいと思います。

Wine
●ワイン


Coffee
●コーヒー
※コーヒーが飲めない方は、その旨ロバートにお伝えください