●１　ソリャンカ　

ソリャンカは、ロシア料理の代表的なスープで、豊富な食材を使った味わい深い一品です。通常、骨付き豚肉でブイヨンをとり、スモーク鴨、ソーセージ、ベーコンなどの肉類を加えます。さらに、2種類のオリーブ、きゅうりのピクルス他、色々な野菜が煮込まれます。
ソリャンカは塩味と酸味が特徴的で、濃厚な味わいがあります。ロシア料理レストランでよく提供されており、ロシア料理を代表する定番スープの一つとして知られています。

●２　祝宴を彩る魚のピローク
ロシアの宴会を意味する言葉「ピローク」は、お祭りやお祝い事に欠かせない伝統的なお料理であり、その存在感はまさに華やかなパーティーの主役級。

ピロシキと同様に様々な具材で作られるこの一品は今回はサーモンと野菜を層状にしてみることで一層豪華な仕上がりとなっています。
切り分けて皆で楽しく食べるのが醍醐味で、その瞬間に広がる美味しさが会話を弾ませることでしょう。パン生地で模様をつけるのがロシア流のおもてなしとして、心遣いが感じられるデザインが目を楽しませるのも特徴です。

●３　カニカマサラダ

1980年代ソ連主婦たちの独創性で生まれたアメリカのルイサラダのロシア版です。
日本発祥のカニカマが世界を魅了し、ロシアのサラダ料理のベスト3に輝く「カニカマサラダ」が生まれました。「オリヴィエ・サラダ」や「毛皮のコートを着たニシン」に匹敵する人気を誇ります。

●４　パブロバ　季節のフルーツ添え

パブロバは、実際にはニュージーランドとオーストラリアが起源とされるお菓子であり、ロシアのものではありません。
しかしパブロバの名前は、ロシアのバレリーナ、アンナ・パヴロワにちなんで名付けられています。
彼女は20世紀初頭に活躍した世界的に著名なバレリーナで、オーストラリアやニュージーランドを訪れた際に、その名を冠したデザートが作られました。
パブロバは、外側がカリッと焼かれたメレンゲのシェルと、中には柔らかくてふわふわなマシュマロのような食感が特徴です。その上に生クリームとフルーツがたっぷりとのせられ、見た目も美しく、甘さと酸味のバランスが絶妙なデザートです。踊るバレリーナの姿を想像しながらぜひ召し上がってみてください。苺の季節が間もなく終わるため他のフルーツに代わります

●ウェルカムドリンク　ベリーとケフィアのドリンク
カスピ海と黒海に挟まれたコーカサス地方の人々は伝統的にケフィアと呼ぶ発酵乳を食べています。一般的なヨーグルトが12種類の乳酸菌で発酵して作られるのに比べ、ケフィアは複数の乳酸菌と複数の酵母が共生発酵して作られます。菌の種類と量が豊富で、生きて腸まで届かせることがケフィアの最大の特徴になります
そのままおいしく召し上がれます。
今回は、ベリーの味のケフィアドリンクをお出しします

●食後の紅茶