Handy Biryani
●ハンディビリヤニ
ハンディビリヤニは別名ロイヤルビリヤニ（皇帝のビリヤニ）として知られ、ムガル帝国三代皇帝に出されたとされるベジタリアンのビリヤニ。ハンディとは深くて広い口をもつインドの鍋の名前で、それを使って作るビリヤニのためハンディビリヤニと呼びます。香り高いバスマティ米と季節の野菜を使って仕込んだビリヤニの鍋の口をチャパティの生地で覆い、それを焼きあげて出来上がったものは、まさに皇帝が食べるような特別感があり、スワティさんの家族もお気に入りの料理です。

Komatsuna curry
●小松菜カレー
江戸野菜と知られる小松菜は、スワティさんの住む東京都江戸川区発祥の人気の葉野菜。インドにも似たような葉野菜があり、それを使ってグリーンカレーを作るのですが、 栄養が豊富なので、スワティさんのおばあ様曰く「健康にいいパワーが満ち溢れている料理」として、家族みんなの好物になっています。今回はインドの葉野菜の代わりに小松菜でグリーンカレーを作ります。スパイス豆腐やインドのチーズ・パニールと一緒に食べても美味しいですよ。

Makka Atta roti
●マッカアタロティ
トウモロコシ粉と小麦粉で作られるインドのパン、マッカアタロティ。グリーンカレーは伝統的にロティと一緒に食べるのが慣例。つまりグリーンカレーはこのロティなしには語れないのです。スワティさんのおばあ様は今でもグリーンカレーとロティをよく作ってくれるそうで、今回のインド滞在時も何度も食卓に上ったとか。ぜひこの伝統的な組み合わせをクラスでシェアしてもらいましょう。

Kasundi dahi
●カスンディダヒ
カスンディはインドのマスタード。発酵マスタードシードを使っているので強い風味と辛みが特徴です。スワティさんおすすめは自家製ヨーグルト・ダヒと一緒に合わせること。ビリヤニにとってもあう付け合わせです。

私の家では、農場から新鮮なミルクが届いて、いつも自家製ヨーグルト「ダヒ」を作っていました。子どもの頃のあのよい香りは忘れられません。酸味が少ないので、野菜やスパイスをマイルドに包み込んで身体もクールダウンしてくれる、インドではスパイスと並んでなくてはならない食材です。「ダヒ」は「カード」とも呼ばれ、インドのヨーグルトは独特の乳酸菌でできており、あまり酸味がないのが特徴です。インドでは数千年前から作られていると言われ、私の家でも自家製でした。ラッシーのような飲み物に、そしてお料理にとインドでの生活には欠かせないものです。インドの言い伝えで、試験や新しい仕事の前、もちろん毎日のスタートとして「ダヒ」とお砂糖を取れば幸運に恵まれる、と言われるんですよ。事前に時間の関係でダヒは作り済みですが作り方を皆さんにお伝えします

Spiced tofu
●スパイストーフ
豆腐は日本ではごく普通に食されていますが、インドでは贅沢な食べ物と考えられています。そのため、特別な食事に豆腐を使用します。このレシピは、スパイシーな食事が好きなアルティさんのお父様のために特別に考えられたもの。マリネしてスパイスと合わせることで、たんぱくな豆腐がとてもスパイシーな一品に。ビールとともに、そしてグリーンカレーと一緒にどうぞ。

Sirka pyaz
●シリカピヤズ
玉ねぎをお酢でマリネしたこのシリカピヤズは、庶民的な場所であろうが、高級店であろうが、どのレストランにも欠かせない付け合わせ。独特の食感と風味がどの料理に合わせてもその味を引き立ててくれます。保存期間も長いので、たくさん作って楽しんで。

Red chili pickel

●レッドチリピクルス

Spring rolls
●インド風スプリングロール
スワティさんが子供のころから親しんでいるスイーツ。サックサクの生地の中にはクリーミーなフィリング。その程よい甘さが、何年にもわたり長く愛される理由なのです。ロールを作るのはちょっと大変で技術がいりますが、みんなでワイワイ、楽しく作りましょう。

Aam rass – mango pudding
●アームラス　（インドのマンゴプディング）作り済み
マンゴーシーズンになるとインドで良く食べるデザートです。 これは私の祖母からのレシピで バニラ、乳製品、歯ごたえの良いナッツと新鮮な果物であるマンゴーをつかい作ります。 夏の日に冷やして食べたことがわたしにとってもよい思い出です