
ニキズキッチン 外国人を中心とした自宅で習う料理教室
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こんにちは。Åter Tokyoのシェフ、ジミーと申します。
私はスウェーデン出身で、子どもの頃から「フィーカ」という文化に親しんで育ちました。フィーカとは、コーヒーやお茶と一緒に甘いお菓子を囲み、大切な人と語らう時間のことです。スウェーデンでは家庭でも職場でも、このフィーカのひとときが一日のリズムを整える大切な習慣となっています。
日本でもこの温かな文化を伝えたいという思いから、江東区・旧中川沿いにある小さな北欧カフェ「Åter Tokyo」でシェフをしています。自家製のシナモンロールやクッキーに、コーヒーや北欧紅茶を添えて、訪れる方々にスウェーデンの暮らしの一部を体験していただいています。
川向うには大島の団地が広がっており、そこからインドのご家族が散歩の途中で立ち寄ってくださることもあります。インドではあまりコーヒーを飲む習慣がないため、Åter Tokyoで人生で初めてコーヒーを口にされる方も少なくありません。その一杯をまるで儀式のように大切に味わい、やがて常連として再び足を運んでくださる――そんな光景に、飲み物が持つ文化の力を日々感じています。
今回、ニキズキッチンとのコラボクラスでは、北欧の伝統的な焼き菓子作りを通して、フィーカが持つ「人と人をつなぐ力」を皆さまと共有できればと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
2025/9
(Åter Tokyo ジミー) スウェーデンのタコスパーティ ■講師レストラン