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Greek Gazpacho with grapes and cucumbers

 ギリシャのブドウとキュウリのガスパチョ

 暑い夏でも火を使わず、手元の旬の食材で食べられるようにと工夫して生まれたのがスペインのガスパチョ。ギリシャでも、定番のトマトのガスパチョや、ギリシャならではの食材で作るバージョンもあります。

優しい甘さの葡萄の白いガスパチョは、繊細でおしゃれ。涼し気な見た目と口当たりもいいので、するりと食べられて食欲も湧いてきます。

Greek eggplant dip “Melitzanosalata“

ギリシャのナスのディップ「メリジャノサラタ」

ギリシャのメゼ(前菜)を代表する一品で、サラダではなくサラタ。ディップのようにペースト状になっています。濃厚なナスの香りに誘われて、ひと口、ふた口と食べ進むうち、早々にお腹も満足する凝縮感がすごいディップです。冷蔵庫で数日保管できるので、作り置きにも便利。飽きることのない夏のギリシャ料理の定番です。

Oven baked fish with herbs

 ハーブの香り　オーブン焼き魚の詰め物

 肉料理が大好きなギリシャでも、夏になると軽やかな魚料理の人気がグンと上がります。一番人気はハーブの香りの白身魚。お魚の中に詰め物をしていきます。オーブンで焼いた白身魚はふっくらと柔らか。フォークを刺すとふわっとハーブの香りがするのは最高の瞬間です。ぜひ日本の美味しい魚で、ギリシャの味を作ってみてください。

Spinach risotto “Spanakorizo”

 ほうれん草のギリシャ風リゾット「スパナコリゾ」

 意外に思われるかもしれませんが、お米料理が多いのがギリシャ。野菜にお米などを詰めたゲミスタや、ブドウの葉にお米やハーブを巻いたドルマダキアなど、ギリシャを代表するお料理にお米が使われます。

ギリシャのリゾットと呼ばれますが、実際にはイタリアのリゾットとはかなり異なります。ギリシャは野菜やハーブがたっぷり入っていて優しい味。具はほうれん草が人気で、ほうれん草パイの「スパナコピタ」もそうですし、ほうれん草ごはんの「スパナコリゾ」は不動の人気を誇ります。

日本でも馴染みの深いほうれん草にギリシャ風味を加えると、まるで別の野菜のように感じるのも不思議なところ。ぜひこの美味しさを味わってください。今回はギリシャの味に近づけるためカルローズライスを使って作りたいと思います。

Greek walnuts cake “Karidopita”

 ギリシャのクルミケーキ「カリドピタ」

アイスクリーム添え

 夏でも諦めたくないスイーツ。香ばしいクルミをたっぷり入れた大人も子どもも大好きなケーキを作りましょう。

もちろん、ギリシャのスイーツといえばスパイスを加えてしっとりと仕上げること。ギリシャ人の郷愁を誘う風味です。アイスクリームを添えておもてなしバージョンでどうぞ。

世界中にある沢山のお米の中で日本は短粒種ですが、ギリシャはカラマタ米やアルゴリタ米といった「中粒種」でさっぱりしたものが使われます。同じ中粒種のカルローズ米で再現すると現地の味に出来上がります。今回USAライス連合会様が皆様にお米を１袋（訳400ｇ）をプレゼントしてくださることになりました。ぜひおうちでもつくってみてください。

●お土産：１袋カルローズ４００ｇ