新しい年の始まりに、パリの街角で味わうような、ほっとするひとときをお届けします。伝統的なフランス料理に込められた、丁寧な手仕事とおもてなしの心。その余韻をぜひ感じてください。

ガレット・デ・ロワ（Galette des Rois）は、フランスでは伝統的に「エピファニー（Épiphanie）」と呼ばれる日、1月6日に楽しむのが一般的です。この日はキリスト教の祝日で、東方の三博士がイエスを訪れたことを祝います。

ただし、近年ではエピファニーの前後数週間、1月中にガレット・デ・ロワを楽しむ習慣が広がっています。

thyme clementines for welcome drink
●ウェルカムドリンク　タイム・クレメンタイン
乾杯の代わりに、お迎えの一杯をご用意しました。柑橘とタイムの香りがふんわりと漂うノンアルコールドリンクです。新しい年のはじまりを、少しだけ特別な気分で迎えていただけたらと思います。

Soupe à l’oignon gratinée
●スーパ・ロワニョン・グラティネ
玉ねぎの産地リヨンの郷土料理オニオンスープが花の都パリで形を変えて今日のスタイルになりました。いままでの人生の中で、No1のスープを選ぶならわたしはこの一杯です。フランスでは、オニオングラタンスープは二日酔いに効果的と言われています。レストランで食べるのも美味しいですが、我が家で作るレシピはまた格別です。

Blanquette de poulet aux champions et carottes
●ブランケット・デ・プーレ・オ・シャンピニオン・エ・キャロット
鶏肉と野菜をクリームソースで優しく包み込んだ一皿です。新年の特別な日には、こういう料理が食卓にあると嬉しい。
ビストロから家庭まで愛されるフランスを代表するチキン料理です。ちょっと手間をかけると、ブランケットの煮汁がレストラン並みになります。まるでチーズのような濃いコクのあるソースと、白ワインのかすかな酸味、肉の旨み。かなりワインが進んでしまいそう！またガルニテュールにはライスを選びました。このお料理に意外に合うのです。

Servi avec une salade et du riz
●副菜：サラダとごはんを添えて

Dessert : Galette des Rois (avec une fève)
●デザート：ガレット・デ・ロワ（フェーブ入り）

新年のデザートに、このガレット・デ・ロワが登場しないわけにはいきません。パイ生地の美しさ、アーモンドクリームの優雅さ、そのどれもが新年の祝福にふさわしい一品です。そして隠されたフェーブ。見つけた瞬間、その日だけの「王様」や「女王様」になれるのも、このお菓子の楽しみ方のひとつです。

●ワイン
今回のコースに寄り添う、とっておきの一本をご用意しました。料理とともに、新しい年を祝う特別な味わいをお楽しみください。当日までのお楽しみです。

Tea or Coffee

●紅茶かコーヒー
最後のひとときには、コーヒーや紅茶をどうぞ。香りとともに、新しい一年への期待感を胸に、ゆったりとした時間をお過ごしいただければと思います。