自由が丘、日本語でのクラスです。

お米を美味しく食べるために、おかずの全てを工夫する。韓国料理の基本には、そんな考え方があるような気がします。日本と似ているかもしれませんね。
おかず一つ一つにこだわり、味のバランスを大切にすることで、ご飯が進み、食卓がより豊かになります。今回は、そんな韓国の食文化を感じられるレッスンを考えました。

●ウェルカムドリンク
韓国では、食事の始まりに温かいお茶や伝統茶を楽しむ文化があります。体をリラックスさせ、食事をより美味しく味わうための大切な時間。
韓国のおもてなしの心を感じながら、一杯のドリンクで気持ちを整え、これから始まる韓国の味覚の旅を楽しみましょう。

●部隊チゲ（プデチゲ）
韓国の鍋料理の中でも、今特に人気が高まっている部隊チゲ。もともとは韓国とアメリカの食文化が融合して生まれた料理で、ソーセージやランチョンミート、
チーズがピリ辛スープと絶妙に絡み合います。最近では、ラーメンやトッポッキを加えたり、とろけるチーズをたっぷりのせたりとアレンジの幅が広がり、
韓国の若者を中心にトレンドになっています。辛さの中に感じるコクと旨味がクセになる、今注目の鍋料理です。

●柔らかい豚ヤンニョムカルビ
韓国焼肉といえば、甘辛いタレが絡んだヤンニョムカルビが人気。手作りのタレに漬け込んだ豚肉は、焼くことで香ばしさが引き立ち、
口の中でジューシーな旨味が広がります。韓国ではサンチュやエゴマの葉で包み、にんにくや味噌を添えて食べるのが定番のスタイル。お肉の美味しさを存分に楽しめる一品です。

●四色ナムルとビビンバ
韓国料理の中でも代表的なご飯料理「ビビンバ」。そのルーツは宮廷料理とされ、旧正月や特別な日の後に、余ったおかずをご飯にのせて食べたことが始まりとも言われています。
日本ではナムルと言えばニンジンやほうれん草などが有名ですが、韓国では茄子、もやしのナムルも定番です。 食べれば食べるほど、身体に染み渡るような、優しい味わいがします。
ほうれん草のナムルは鮮やかな緑、もやしのナムルは爽やかな白、にんじんのナムルは華やかなオレンジと、そして紫の茄子。見た目にも美しい彩り。
コチュジャンの甘辛い風味と混ぜ合わせることで、一つの器の中でさまざまな味が調和し、食べる楽しさが広がります。

●覆盆子(ボクブンジャ）
韓国で古くから愛される果実酒、覆盆子酒（ポップンジャチュ）。クマイチゴを使ったこのお酒は、甘酸っぱくフルーティーな味わいで、特に女性に人気です。
韓国では、お祝いの席や特別な日にもよく飲まれ、ビールと並んで食卓を彩る存在。香り高く、飲みやすい一杯を、韓国料理とともに楽しんでみてください。