荻窪　英語と日本語でのクラスです

標高2,000 mを超える雄大な山岳地帯で育まれてきたブータンの食卓には、唐辛子を“野菜”としてたっぷり使い、チーズでやさしく包み込む独自の知恵があります。本クラスでは、そんなブータンの家庭に息づく〈辛さ×うま味〉の黄金バランスを４つの代表料理で体験。日本のキッチンで作りやすいレシピにアレンジしつつ、本場の力強い風味と文化背景をしっかり感じていただきます。辛さは調整できますので、初心者からスパイス上級者まで安心してご参加ください。

（写真はイメージです）

1.  チリチャトニ 　エゼ

ブータン料理の心臓部ともいえるのが、唐辛子を主役にした調味料「エゼ（Ezay）」。このチリチャトニは、ブータンの家庭でほぼ毎日登場する万能ディップで、ご飯はもちろん、焼いた肉や蒸し野菜にもぴったりです。

標高の高い場所に暮らすブータンの人々にとって、体を内側から温める辛味は生活の知恵。唐辛子はスパイスではなく、野菜として大胆に使われます。このレシピでは、日本の家庭でも再現しやすいようトマトと香味野菜で旨みを加え、炒める工程で香ばしさをプラスしました。

2.  ほうれん草とスペアリブの唐辛子煮込み

厳しい自然が育んだ滋味、山の煮込み料理。

ブータンの寒冷な気候の中で生まれた、体を芯から温める家庭料理。骨付き肉と青菜を煮込んだこの一品は、滋養豊富でどこか懐かしい味わいです。

「食べることは、心をつなぐこと」というブータンの教えのもと、家族が鍋を囲む夕食はかけがえのない時間。豚のスペアリブから出る旨みがスープに溶け出し、そこに赤唐辛子の刺激が加わると、山の恵みが一皿に凝縮されます。

3. シュカム・チーズ炒め

冬に軒下で干した“白唐辛子”シュカムを、塩気の強いチーズでとろりと絡めた濃厚な副菜。干すことで生まれるまろやかな辛味と、フェタやモッツァレラで再現するクリーミーなコクが絶妙です。ビールやワインのおつまみはもちろん、パンやご飯にのせても◎。クラスではシュカムの代用食材や下ごしらえのポイントをお伝えします。

4.  ブータン風スパイシー・ミートボールカレー

お祝いの席にも登場する豪快メイン。香味野菜と挽き肉を練り込んだ一口サイズのミートボールを、唐辛子とターメリックが香るカレーソースでじっくり煮込みます。仕上げにブータンのチーズ“ダツィ”やフェタを溶かし込めば、辛さとまろやかさの共演が完成。お米はもちろん、ナンや蕎麦粉クレープにも良く合います。

5.ごはん

●ウェルカムドリンク　食事中のお茶　ビール　　など　（ビールのブランドはその時のよって異なります）