●お持ち帰り付！韓国伝統茶「ゆず茶」を手作り！
유자차（ユジャチャ）
キムチに続く、冬の手作り保存食第2弾は「ゆず茶」です。ゆずの産地として有名な高知県より無農薬栽培された柚子を直送してもらいます。柚子の皮がそのままお茶になりますので柚子は安全で品質の高いものでなければなりません。お一人に6個8個のたっぷりの柚子を使います。
ゆず茶はジャムのように保存のできる食品です。1年後も美味しくいただける、そんなゆず茶を皆さんと手作りしたいと思います。 風邪の予防、身体を温め、リラックス効果、美肌効果、またビタミンCが豊富で冬にぴったりの飲み物と言えます。また、お肉料理の隠し味に使ったり、ジャムのようにパンに塗ったりしても美味しくいただけます。


★約450mlの瓶に作ったゆず茶を入れてお持ち帰りしていただきます。
★容器の瓶はヤン先生が準備します。皆さんと一緒に瓶の煮沸消毒の作業から始めます。
★容器の瓶を含めて500gくらいになりますので、手提げ袋などを必ず持参してください。


●お正月に食べたい韓国のお雑煮
떡국（トックッ）
韓国にもお雑煮に煮た食べ物があります。うるち米（またはもち米）で作った「떡（トック）」と呼ばれるお餅を使ったスープ料理（국）をお正月にいただきます。トックはトッポッギなどの炒め料理にも使われる食材で、日本のお餅よりもあっさりしています。殆どの場合、うるち米で作られているのでカロリーももち米よりも軽めです。このトックは細長く棒状にした餅を包丁で斜めにスライスしてあります。長いときは長寿を祝い、スライスして見た目の量が増えると豊作、または形が小判に似ているので、縁起担ぎの食べものとしてもたべられるのです。
牛で丁寧にとったスープをベースにして、お野菜などの具もたっぷりのあっさり、優しいお味に仕上げます。
※辛さ：☆☆☆☆☆


●海鮮とねぎのチヂミ
해물파전（ヘムルパジョン）
もおうすっかりおなじみのパジョン（ねぎのチヂミ）ですが、これにたっぷりと海鮮を入れます。海鮮も冬に美味しい食材ですね。たっぷりと海香り、外はサクサク、中もっちりの焼き加減をしっかり覚えてください。チヂミやジョンは何度も何度も焼いて手で覚えないと上手に焼けるようにはなりません。練習あるのみです！是非お正月に作ってみてください。冷めても美味しく食べられます。
※辛さ：☆☆☆☆☆


●今月のキムチ：醤キムチ
장김치（ジャンキムチ）
ジャンというのは醤と書きます。そう、お醤油のことです。このキムチはお醤油ベースの水キムチで、トックなどのお餅や、餅菓子などと一緒に食べるキムチです。日本ではきっと殆ど見かけることはないでしょう。
※辛さ：★☆☆☆☆


●お揚げと大根の薬膳おやつ
무복병（ムボックビョン）
さて、少し変った韓国の伝統デザートをご紹介します。これはお揚げに、大根やその他の材料を詰めて蒸す、冬にいただく薬膳のデザートです。多分昔は宮廷料理として王様が食べていたデザートではないかと思います。お客様をおもてなしする際にも上品な一皿ですね。お野菜を使っているのにデザートとは面白いでしょう？柚子茶と美味しくいただきましょう。