辰巳。英語(女性専用)でのクラスです
現役の中学校の先生のクラスです。
バレンタインデーのクラスには、ロマンティックな気分に浸れるお料理をご紹介します。 始めに皆さまをカナダのデザートドリンクでお迎えします。実は、カナダのアイスワインは世界中で受賞歴があります。ブドウの収穫を冷たい霜の下りる秋まで待つことで、熟成した甘みを持つデザートワインとなります。 そしてイタリアの伝統的な材料であるピスタチオ、マルサラワイン、パンチェッタ、ラディッキオ、バルサミコ酢、リコリスの根、ヘーゼルナッツなどを使い、見た目もお味もロマンティックな演出するお料理を作ります。
スイスチャードを使ったホタテとマッシュポテトの前菜
ローストポーク
バーチ・ディ・ダーマ
Welcome drink : Canadian Ice Wine
● カナダ産アイスワイン
Pistachio crusted Scallops with Mashed Potatoes and Swiss Chard
●カラフルな三層のケーキ仕立ての前菜: ピスタチオグリーンを纏ったホタテ、マッシュポテトとふだん草(スイスチャード)
私の好物、ホタテ、ジャガイモ、ふだん草(スイスチャード)を組み合わせたオリジナル料理です。これらのコンビネーションは食感もよく、三層に重ねることで前菜向きのカラフルなお料理となります。 この”タワー”の構成は、一番下がマルサラワイン風味のスイスチャード、その上にタイム風味のクリーミーなマッシュポテト。一番上には、ピスタチオ、タイムなどの鮮やかな緑を纏ったホタテ。柔らかく仕上げたホタテと表面のカリッとした食感をマッシュポテトが包み、スイスチャードの大人の味が忘れられないバレンタインの味となるでしょう。 ケーキのように美しく仕上げ、ふだん草(スイスチャード)のピンク色のソースを添えると、ロマンティックな雰囲気が高まります。
※実物とふだん草↓
Arrosto di Maiale
●アッロースト・ディ・マイアーレ
お肉のローストは、シンプルながらも焼き上がりに歓声が上がるお料理で、良質なお肉を選ぶことでおいしく仕上げることができます。ローストにせよ、ステーキにせよ、イタリア人は濃厚なソースやグレービーソースではなく、お肉本来の風味を味わえるソースを好みます。 このローストポークは、ハーブ類やリコリスの根などで味付けをし、仕上がりの形が美しくなるように糸で結んでローストします。マルサラワインでイタリア人好みの軽いソースを作り、お肉に添えます。
※実物↓
Risotto di Radicchio
● ラディッキオのリゾット
前回のクラスでカラフルなホリデーサラダに入れたラディッキオを、今回はリゾットにします。ラディッキオには、甘く苦いという複雑な風味があります。そして何より印象的なのはその紫色。今回のクラスではこの紫色をしっかり利用し、バレンタイン向けの濃いピンク色にする方法をお伝えします。 リゾットはラディッキオ同様にイタリア北部のお料理で、自然とラディッキオもリゾットに用いられるようになったという、地理的な背景があります。甘くて苦い風味は、イタリアを代表する食材。パンチェッタなどで中和させます。濃縮したバルサミコ酢でほんのりした甘みを加え、完璧なバレンタインを演出しましょう。
Baci di Dama
● デザート : バーチ・ディ・ダーマ
私の家族も大好きで、特別な機会に欠かせない、古くからある定番のクッキーです。起源ははっきりしませんが、19世紀後半にはその姿が確認されています。 「バーチ・ディ・ダーマ」は直訳すると「貴婦人のキス」。このクッキーを見ると、なぜそう呼ばれるのかが分かるでしょう。横から見ると、2つのクッキーが重なり、唇のように見えるのです! バーチ・ディ・ダーマは、イタリア北部のピエモンテ州で伝統的農産物の生産品として認定されています。というのも、この地域は世界的にも有名なヘーゼルナッツの産地だからです。 このクッキーはショートブレッドにも似て、ヘーゼルナッツ、小麦粉、バターを同量ずつ加えます。お砂糖の量はやや控えめにし、ヘーゼルナッツとチョコレートの風味を活かすように作るのがポイントです。クッキーができたら、ダークチョコレートをサンドイッチのようにクッキーの間に挟んで美しい”リップ”を作りましょう。
※実物↓
White Wine
● 白ワイン
Tea, Coffee
● コーヒーまたは紅茶