毎回テーマに沿って飾られる美しい食卓も楽しみの一つです

Mozzarella Fritta

モッツァレラ・フリッタ
日本で最も知られているイタリアのチーズのひとつ、モッツァレラ。イタリア中南部発祥のチーズで、日本ではトマトやバジルと一緒にカプレーゼ・サラダにすることが多いと思いますが、柔らかく溶けやすいモッツァレラチーズの特徴を活かしてフライにしましょう。味を付けた衣をまぶしてカラッと揚げると、中からミルキーなチーズが溶け出します。イタリアではみんなが集まるパーティで人気の前菜です。＜実物＞

Vellutata di Broccoli

ブロッコリー・ヴェルーテ
ブロッコリーは地中海沿岸発祥の野菜で、イタリア語で「ブロッコロ」と呼ばれ、特に私の故郷南イタリアでよく食べられます。日本では歯ごたえを残して茹でますが、イタリアではクタクタにしてニンニクと唐辛子風味のパスタに絡めるんです。日本の方は驚きますが、オリーブオイルをひと垂らししたら最高ですよ！

このヴェルーテも、栄養価の高いブロッコリーを丸ごと、そしてイタリア人好みに完全に滑らかにします。ほんのりアーモンドやサフランが地中海らしい香りをまとったスープです。＜実物＞

Agnolotti di Barbabietola con Salsa Besciamella al Gorgonzola

ビーツのアニョロッティ ゴルゴンゾーラソース
イタリア北西部、ピエモンテ州特産の手打ちパスタ「アニョロッティ」を作りましょう。通常は丸や四角に切った生地の中に肉を詰めますが、私の母が作っていたスペシャルバージョンをご紹介します。中にビーツやハーブなどヘルシーな具を入れます。茹でるとビーツの色が透けてピンク色になるのがとてもかわいらしく、女性はいつもハッピーな気持ちに包まれます。濃厚なゴルゴンゾーラチーズソースとの相性もぴったり。このパスタを別のソースで食べても、ソースを別なパスタにかけてもOK。楽しみの広がるパスタです。＜実物＞

Inpanata di Merluzzo

タラのパイ包み焼き インパナータ・ディ・メルルッツォ
タラは地中海食に欠かせないもの。イタリアでもたくさんのレシピがあります。私の故郷で作っていたタラ料理で一番のお気に入りは、トマトやオリーブ、ジャガイモなどとのオーブン焼きです。この組み合わせが最高に好きなので、パイに包んで香りを閉じ込めます。パイに包むことで、パイを開けた時に湯気と共に一気に香りが立ち上がるんです！なんて幸せなマジックなのでしょう。皆さんも目を閉じたらイタリアの我が家へワープしたかのような気持ちになることでしょう。＜実物＞

Panna Cotta alle Fragole

イチゴのパンナコッタ
日本でもファンの多いパンナコッタは、実は1960年代までイタリアでも知られていなかったので、特に南の方に住むイタリア人にとっても新しいデザートです。イタリア南部がオリーブオイルを多く使うのに対し、イタリア北部は良質な乳製品が作られるため、お料理にデザートにと牛乳や生クリームがたっぷりと使われます。ふるふると柔らかく濃厚なミルクの風味のパンナコッタ。白いパンナコッタに赤いイチゴに思わずキュンとする、春にぴったりのデザートです。＜実物＞

Welcome drink

ウェルカムドリンク

White wine

白ワイン

Coffee or tea

コーヒーまたは紅茶