こんにちは!松戸、日本語でのクラスです。浅草で「オーセンティック」というベトナムレストランを営んでおります。私たちは日本人で、在住経験も残念ながらありませんが、旅する中で感じるベトナムの魅力やおいしさを、料理を通してお伝えできたらと思っています。ぜひご一緒に、ベトナムにはまってみませんか?
今回は、ベトナムではフォー(Pho)よりもよく食べられている、ブン(Bun)を使った主食を中心に、作っていきたいと思います。
ベトナムの冷麺というと、ブン・チャー(Bun cha)が有名ですが、南部にもブン・ティット・ヌン(Bun thit nuong)という麺料理があります。ブン・チャーよりも手軽に作れて、スタミナたっぷり。ハーブもいろいろ乗っていて、栄養バランスもよい1品です。そのほか定番の、ゴーヤの肉詰めスープ、ご家庭でも失敗しないおいしく空心菜を炒める方法、お店で人気のベトナムオムレツなどもご紹介します。
◆クラスでは、手間を省くための代替手段や、自宅で味を再現できるよう代替品を可能な限り紹介しています。
◆お店と同様、化学調味料などの使用はせずに作っていきます。 実際の料理にどんな材料が、どのくらいの量入っているかがわかります。
レッスンの様子です
レッスンの様子です
<クラスでおしえられること>
◆シェフ森泉は、雑誌の料理編集者としての履歴が長く、料理初心者の方にどうやって作ってもらうか、というのが、テーマにずっと担当をしてまいりました。はじめてベトナムお料理を習う方に基本を知っていただき、ご自宅で作れるよう指導をしております。「ヌックマム」の度数の話、ココナッツミルクの加水率の話など、知って面白いうんちくをからめながら、クラスを進めています。
<クラスのメニュー>
Bun thit nuong
●ブン・ティット・ヌン
ベトナムではフォーより食べられているのが、ブンという米麺。いろいろな太さのブンがありますが、今回は、細いブンで作ります。トッピングは、レモングラス風味の豚ロース焼き肉とハーブ野菜たち。なますと一緒に、ヌク・チャム(たれ)をかけて召し上がってください。暑い時期にも食欲が沸く、スタミナたっぷりの1品です。
nuoc cham
●万能調味料ヌクチャム(サービス)
ゴイクン、バインセオ、麺料理など色々な料理に添えられるベトナムの万能調味料を一緒にお出しします
đồ chua
●なます(サービス)
Canh kho qua
●ゴーヤの詰め物スープ
ベトナムでもゴーヤは定番食材。ゴーヤの種の部分を除き、ひき肉ベースで作るあんを詰めて煮込みます。うま味と苦みが織りなす、複雑な味わい。疲れが吹き飛ぶスープです。
Rau muong xao toi
●空芯菜のヌックマムガーリック炒め
ベトナム人にとって、空心菜は心の野菜! クセのない味わいなのに栄養価が高いのが特徴です。ベトナムで空芯菜を炒めるときには水分があまり残らないことが多いです。ご家庭のガスコンロでおいしく作れるコツを伝授します。
Trung chien ngao thi la
●あさりとディルのベトナムオムレツ
オーセンティックでも人気の1品。本来は小さな牡蠣で作ったりしますが、日本では入手しにくいのであさりで作ります。ディルが入るのは北部風。オムレツのように柔らかめに仕上げます。
Che dau xanh bi do
●緑豆とかぼちゃのお団子の冷たいチェー
緑豆は、ベトナムではお料理にもスイーツにもよく使われるお豆です。かぼちゃで作るお団子を浮かべます。
●ベトナムコーヒー
<実物>
Tra sen
●ウエルカムドリンク 蓮花茶(チャー・セン)
ベトナムで飲まれている蓮茶には3つの種類があります。乾燥させたハスの葉を利用した「蓮葉茶」。乾燥させたハスの実の芯を利用した「蓮芯茶」。
そして今回ご紹介する緑茶に蓮の花の香りをうつした蓮花茶(チャー・セン)。このお茶は高貴な香りがします。