●Behili plov
ベヒリー プロフ（マルメロ入りピラフ）
プロフは炊き込みご飯ではなく、特別な作り方をするごちそうのお料理です。たくさんのお肉と大量の人参を使い、亜麻仁油で作ります。 最近は日本でも手に入る秋の果物マルメロを使ったプロフを紹介します。

秋のプロフと言ったら、マルメロ入れのプロフで決まりです。マルメロはプロフの油や素材から出た出汁で蒸されて、ホカホカで、 ほんのり甘酸っぱいクリーミな果物に変身します。プロフはウズベキスタンの国民食で、スペインのパエリアのようにごちそうのお料理です。おもてなしの席、結婚式や家族の集まりで必ず作るお料理です。シルクロードを通じてヨーロッパーや世界中に広がったお料理で、ウズベキスタンは発祥地と言われています。

初めて歴史にプロフが乗ったのはアレクサンダー大王がプロフで御もてなしされた時でした。 プロフを食べた人は必ず「出汁や調味料入れていないので、濃くのある深い味が出るのは不思議！」。素材の味を生かして、深い味を出すポイントがたくさんあります。ぜひ覚えて、皆さんの自慢のお料理していただきたいです。
　

●ウェルカムドリンク

●紅茶

●マスタヴァ・シュルヴァ（お米入りスープ）
肉と脂身が持つコクと野菜の旨味をじっくりと引き出して味わうスープです。肉は牛肉でも羊肉でもお好みで。このスープにはもうひとつ大きな特徴があります。 それは米を使うこと。ウズベキスタンでは米はそのまま白いごはんとして食べることはなく、プロフでいただくのが一般的。それ以外で米を食べるのがこのスープです。 米が主役のお粥ではなく、あくまでもスープなので、加える米は少量で、野菜として用います。穀物である米からも、豆などと同じようにダシが出るからです。 まだまだ温かいスープがうれしい季節。ウズベキスタンの優しい味のスープで、体を暖めてください。
　

●Goluptsi shurva
ゴルプツィ・シュルヴァ （ピーマンスープ）
ピーマンやパウリカを美味しく食べれて、スープでもあり、メイン料理でもあり一石二鳥の一品です。「たくさん作って冷凍した」、「家庭のレパトリの一品です」という声を頂いています。


●シード・パン 「フィットネス ノン」
お一人1個の持ち帰り
ウズベキスタンのスーパーのベーカリ売り場でよく見かけるパンです。私がアレンジしてもっと美味しく、もっとヘルシーで食べるるレシピーを紹介します。
5種類のシードから作られているパンです。植物繊維やミネラルが豊富のことからフィットネス・パンといわれています。

●Tort Smetannik
スメタンイク ケーキ （ウズベキスタンのサワークリームのスメタンイクケーキ）
スポンジケーキやフルーツ、スメタナ（サワークリーム）他、ありとあらゆる美味しいものを味や色のバランスを考えながら重ね合わせていくお洒落なデザートで、レシピの種類もたくさんあります。スプーンの上でも重なり合って、うっとりする一口を。
フルーツは季節のものを使います
　

●Achiq Chuchuk　（玉ねぎとトマトのサラダ）
ウズベキスタンではプロフを食べる時にはこのサラダが必須です。レストランでも家庭でも、プロフの隣には必ずこのサラダが置かれます。ポイントはバジル。爽やかなバジルの香りで、口がさっぱりとします。また、プロフの味に飽きたら、トマトや玉ねぎから出たこのサラダの汁をかけて食べてみてください。米に染み渡った肉の脂の濃厚さが中和されてあっさりした味わいになります。