Cottage pie　コテージパイ
１７９０年代イギリスの貧困層が入手できる穀物としてジャガイモが普及しました。そのころにできたメニューがコテージパイと言われています。コテージパイは牛のミンチ肉を使用し、シェパーズパイはラムのミンチを使用したものを指しますが　もともとはどちらもコテージパイと呼ばれていたそうです。パイと言いますがペーストリーは使用しません。今回は以前使用したスキレットを使って調理します。スキレットはテーブルにそのまま出してもおしゃれですし、保温機能が通常のパイ皿よりも続くため食べ終わるまで暖かい状態が続きます。ぜひ試してくださいね。

Cornish pasties　コーニッシュパスティ
コテージパイの材料を利用してパイも作りましょう。イギリスの食文化でペーストリー料理は外せません。フルーツや肉を詰めたパイは古い歴史があります。コーニッシュパスティもその一つ。17ー18世紀になって初めて、コーンウォールの鉱夫や農場労働者が、働いている間に簡単でおいしい食事を提供する手段としてペストリーが使われました。コーニッシュスズ鉱山労働者の妻は、暗くて湿った鉱山の下で働く夫のために野菜や肉、穀物を一度に食べられるオールインワンの食事としてコーニッシュパスティを愛情込めて準備したそうです。

ETON　MESS　イートンメス
イートン・メスは、イチゴ、メレンゲ、ホイップクリームを混ぜ合わせた伝統的英国のデザートです。 1893年に印刷物で最初に言及されたのは、イートンカレッジに由来すると一般に考えられています。毎年恒例のハロースクールの生徒とのクリケットの試合ではイートンメスが提供されます。”ｍess”は英語で「ごちゃまぜ」を意味します。この料理名は　1920年代頃、イートンカレッジでの毎年恒例のクリケットの試合中に、イチゴのパブロバが入ったピクニックバスケットに興奮したラブラドールが座ってしまい、パブロバがつぶれたのが起源と言われています（諸説あります）。男の子は、デザートが台無しにされたのを気にせず、つぶれたそのパブロバを好んで食べたそうです。それからイートンメスが生まれたとのこと。きれいに盛り付ける、というより　どんどん材料をグラスに入れてゆくのがイートンメス！お子さんと一緒に盛り付けも楽しめるイギリス伝統のデザートです。

LEMON　CURD　レモンカード：おまけ（レシピのみ、動画無し）
今回メレンゲをたくさん作るので。卵の黄身が余ってしまいました。そこでアイバンはレモンカードもおまけで作りました。レシピもお付けします（動画無し）。イートンメスに入れてもよし、パンに塗ってもよし。ぜひ召し上がってください。

＜今回お届けするもの＞

●「イートンメスキット：500mlのグラス（かなり大きいです）で2人分。200mlグラスなら4人分程」　　生クリーム、砂糖、お好みで飾りのベリー類（フルーツ）はご準備ください。

●「アイバン手作り瓶入りレモンカード(70ml)」

●コーニッシュパスティで使用する千葉の野菜：おまけ
コーニッシュパスティなどで使用する玉ねぎやニンジンなどを少しですが送らせていただきます。玉ねぎは千葉県白子産の玉ねぎ。甘みがあって味が凝縮してる玉ねぎなど、地元野菜を皆さんにお届けできるのがアイバンの楽しみでもあります。

お知らせ　

さて今回ご自身でご用意していただきたいものに「スキレット」がございます。温度がゆっくり均等に伝わるダッチオーブンの一種でロッジというブランドが有名ですがなんと！100均にもあります。