● Shepherds tea
ギリシャの山のお茶
母がギリシャから送ってきてくれました。ギリシャでは風邪をひいた時に熱いお茶を飲みますが、もともとお茶を飲むというカルチャーがありません。しかし、唯一の例外が山のお茶です。チャイ・トゥ・ヴヌーと呼ばれギリシャでは紀元前から飲まれています。このお茶は野生で育っているものがみつかることはありますが、ギリシャの山でだけ生産されています。また羊飼いの人達が愛飲していたことから「シェパードティー（羊飼いのお茶）」と呼ばれることも。ローズマリーに似た柔らかな香りのハーブティです。飲むとリラックスをしますよ。

κουλουράκια　
●ギリシャの伝統的なイースタークッキー(クーロラキア)
イースターの時にギリシャで食べる古い歴史のあるクッキーです。
クーロラキアは少なくともミノア文明の時代から存在しており、古代には小さな蛇の形で作られることがありました。
これは、蛇を治癒力の象徴として崇拝していたためです。クーロラキアは伝統的に手で形を作り、卵のグレーズを塗って焼かれます。
形状は編み込み、ねじれ、蛇、図形など様々です。
ギリシャの伝統的なイースタークッキーで生地は柔らかく、手で簡単に成形できるようになっています。
焼き上がりは底がきれいに金色になるまで焼きます。完成したクッキーは室温で保存でき、適切な容器に入れれば数週間美味しさを保つことができます​​。
私がクラスで作るクーロラキアは、外はサクッとしていて中はしっとりしており、オレンジやブランデー、バニラの微かな香りが特徴です。ウサギの形で作ります。

Greek bread lagana
●ギリシャのイースターの前のパン
ラガナは、ギリシャ正教の大斎初日であるクリーンマンデーに特別に焼かれる伝統的なギリシャの平たいパンです。この日はイースターに向けての40日間の断食期間の始まりを意味し、
精神的な浄化と準備のための時期です。伝統的には、ラガナは断食期間の質素さと厳格さを象徴するため、イーストを使わずに作られました。
しかし、現代のラガナにはしばしばイーストが含まれており、パンをより柔らかく軽いものにしています。
このパンはその楕円形で平たくした形状が特徴で、表面は指で押してできたくぼみで飾られます。カリカリで金色になるまで焼きあげます​​​​。

Turokauteri spicy cheese dip
●ギリシャのスパイシーチーズのスプレッド（ティロカフテリ）　
ラガナはこの「ティロカフテリ」と素晴らしく合います​​。フェタチーズをベースに唐辛子と一緒に作るもので、ギリシャではパンの進むスプレッドとしてとても人気があります。
バリエーション唐辛子を生で使うか、ローストして使うか、パウダーにするかによっても調理法でできあがる味が異なります。

Soutzoukakia
●ギリシャの小さなソーセージ（サツォカキア）
トルコの言葉”スジュク（Sucuk）”からきた言葉で牛肉と豚肉で作る「小さなソーセージ」を意味します。皮はついていません。
ギリシャではシナモンやクミンを使います。そして赤ワインやトマトソースも！まだまだ秘密はいっぱい隠されていますが、
それは教室で！

Scordalia Mashed Potatoes
●スコルダリアのマッシュポテト
レモンが香るギリシャならではのマッシュポテトです。ギリシャの小さなソーセージ（サツォカキア）と伝統党的に組み合わされることが多いです。

＜写真はイメージです＞