ウズベキスタンの朝ごはんをテーマにしたクラスです。今回作る「肉を詰めたノン（パン）」は、サマルカンド地方で親しまれている伝統料理。ウズベキスタンではパン屋さんが早朝から営業しているため、人々は朝起きるとすぐに焼きたてのノンを買いに行き、できたてを朝食にいただきます。

パリッと香ばしい皮をかじると、中から肉汁がじゅわっとあふれ出し、その美味しさは格別。ノン自体はパン作り初心者の方でも失敗しにくいのですが、肉を包むときにはちょっとしたコツが必要です。このクラスでは、我が家で受け継がれてきた“上手に包むコツ”を丁寧にお伝えします。

Selderey　Shurva／セルデレイ・シュルヴァ
●セロリのスープ

旬のセロリを使ったクリームスープです。日本ではセロリをクリームスープにすることはあまりないようですが、ウズベキスタンではポピュラーな料理です。ビタミンたっぷりでヘルシーなスープです。

Gushtli Non ／ゴーシュトリ・ノン
●実習：肉詰めノン
日本では様々なお惣菜パンがありますが、じつはウズベキスタンにもあるんです。具を入れたノンが。今回ご紹介するのはそのひとつで、クミンの香りをつけた牛肉を詰めた「ゴーシュトリ・ノン」です。これひとつでご馳走を食べたような満足感が得られます。プレーンなノンが白いごはんなら、この肉詰めノンは具沢な炊き込みごはんのようなもの。あたためて食べると、肉汁がじゅわっと染み出します。もちろんそのままでも美味しいので、ピクニックのお弁当にもおすすめです。

 

Tuxum barak／トフム・バラク
●たまご水餃子
ウズベキスタンではチュチュワラと呼ばれる水餃子がポピュラーなのですが、こちらはそれとは別の、食べてびっくりのスペシャルな水餃子です。具に肉は使いません。たまごを詰めてふわりと仕上げます。日本のスーパーで売られている水餃子の皮でも作れますが、せっかくなので、クラスでは皮の作り方からお教えします。自家製の皮で作ると、もっちりして美味しさも格別です。

  

Frantsuskiy salat ／フランツスキ　サラト
●ピンクサラダ　

インスタ映えするラブリーなピンク色が印象的なサラダです。ピンクの正体は、この時期にウズベキスタンのスーパーでよく見かけるビーツ。野菜と肉が入っているので、おかず的な感覚で召し上がっていただけます。味の決め手となるのは、甘いクリーミーなソースです。野菜とお肉にこのソースがしみこんで、深みのある味のハーモニーが生まれます。また、日持ちすることがこのサラダのもうひとつの魅力でもあります。まとめて多めに作って、冷蔵庫で保存できます。

Banana karamelli tort ／バナナ カラメリ トルテ

●バナナキャラメルケーキ
ウズベキスタンのスーパーに行くと、ガラスケースの中に豪華なケーキが並んでいます。ウズベキスタンでは美味しいフルールも豊富ですが、人々は甘いケーキも大好き。フルーツを使ったケーキもたくさんありますが、今回は新鮮なフルーツが少ない寒い時期にも人気のキャラメルケーキを作ります。キャラメルソースでバナナを絡めて、さらにキャラメル入りのスポンジとキャラメル味のクリームで仕上げます。キャラメルとバナナの絶妙なハーモニーが絶品で、手が止まらなくなります。

 


●食後のお飲み物：ウズベキスタン風カフェラテか紅茶
ウズベキスタンでコーヒー豆をひいて作るのはまだそんなに広がっていないのですが、インスタンドコーヒーを飲みます。インスタントコーヒーを泡立てて、ミルの上に載せて飲みます。コーヒーにミルクをたっぷり入れて飲むのは一般的ですね。ブラックで飲むのは珍しい。コーヒーかお茶かと言ったらお茶の方が広く飲まれている飲み物です。