クラスの様子。実習が多く、ウズベキスタンの正式なテーブルコーディネートが見られます。

トルシャク・シャルバット
●干しあんず入りローズヒップティー
干しあんずとローズピップを弱火でじっくり煮出して作るウズベキスタンの健康ドリンクです。ローズヒップにはビタミンCが豊富に含まれていて、しかもローズヒップのビタミンCは加熱しても壊れにくいので、風邪予防のためにとくに冬に飲まれています。あんずの優しい甘さと華やかな香り、ローズヒップの爽やかな酸味が一体となって、体にじんわりと染み込むようです。
※実物↓

 
 
チャッキ・サラダ
●ウズベク風ヨーグルト・サラダ
チャッキはフェタチーズに似たウズベキスタンの保存食です。牛乳からプレーンヨーグルトを作り、さらに水分を切って塩味をつけます。それにハーブや野菜を和えてサラダ感覚で食べます。乳製品とハーブをよく食べるウズベキスタンの食生活をよく表した料理だと言える一品です。チャッキはお腹の調子を整える効果があると言われていますが、今回は大根を加えて作るので、消化を促進する働きもあり、こってりとした肉料理と一緒に召し上がると、もたれにくくなります。また、このチャッキはスープにトッピングしても美味しく召し上がっていただけます。作り方を覚えて様々な料理に応用してください。
※実物↓

 
 
チュズマ・ラグマン
●ウズベク風手打ち麺「ラグマン」
チュズマとはウズベク語で「引っ張る」という意味です。生地を引っ張って作る麺を指します。チュズマは撚りをかけながら引っ張って細くしていくことで、コシのある麺になります。もちもちとして食べ応えがあり、噛むほどに小麦粉の甘みが感じられるのが特徴です。麺は茹でた後で冷凍することが出来ますので、多めに作ってストックして休日のランチに召し上がっていただくにも最適です。麺にかけるラグマンは、冷蔵庫の中にある残り野菜で作れるので、忙しい主婦の強い見方といえる料理です。
麺づくりは楽しい作業です。ウズベキスタンでは子どもの頃から母を手伝って麺づくりを覚えます。ご家庭でもぜひお子さんと一緒に作ってください。この麺は太さを気にする必要はありません。おおらかなウズベク人らしく、少々麺の太さが違っても構いません。太ければコシの強さが楽しめるし、細ければスープの絡みがよく美味しく食べられます。コツを覚えていただければ、ご家庭でも美味しく作れますので、ぜひ。
※パスタのように細い麺が名人といわれています。実物↓

 
 
●ラグマンのスープ
中央アジア全域で広く食べられている手延べ麺ラグマン。この麺に絡ませる専用スープはトマトや唐辛子、ラム肉が入ったもので、スープのうまみが絶妙にマッチします。さっぱりしたスープは最後まで飲み干せます。

※実物↓

●食後のお茶

 
■ディーリャさんのキッチン