もったいない


料理映画リンク集

  •  



     


    <映画紹介>


    料理とは切っても切れない関係にあるごみをテーマにしたドキュメンタリー作品です。


    『もったいない』


    夜明け間近のウィーンの街を自転車で走る2人の男。
    ロベルトとゲルハルトはごみ箱ダイバー。スーパーのごみ捨て場らしい所に入って、大きなごみ箱からごみをあさります。ごみ箱の中には、まだ賞味期限内の普通に食べられる食材がたくさん捨てられていいます。身なりの感じではホームレスというわけではなさそうなのに、ふたりは食材の9割をこうして調達していると言います。
    それだけの食糧を、ごみの中から手に入れることが出来るのです。



    フランスの大手スーパーマーケットで。
    売り場の担当者は、賞味期限が6日前になった食品は売れないからと廃棄します。もったいないと感じてはいるけれど、売れなければ困ると言います。このスーパーでは、毎年500~600トンの食品を廃棄しているのだとか。



    1. EU諸国では、廃棄された食糧を家畜の飼料にすることが禁止されています。そのため、賞味期限内の食品もただごみとして処分され、家畜の飼料のためにはオーストリアの全収穫量に匹敵する500万トンもの穀物を別途栽培しなくてはならなくなりました。

    一方、アフリカでは多くの国が食品のほとんどを輸入に頼っています。



    世界では毎秒1人の子どもが餓死していると言われています。
    そんな飢えに苦しむ人々を、欧米で無駄に廃棄される食糧があれば、3度救うことが出来るのだと言います。

    ウィーンには食糧の廃棄を分析して無駄をなくそうと研究している人たちがいます。彼らは言います。食糧を廃棄することは、ただ食べ物を無駄にするだけでなく、輸送のエネルギーも無駄にしているのだと。



    EUでは毎日9000万トン、日本では毎日1800万トンの食糧が捨てられています。野菜や果物の栽培には肥料が使われ、肉を生産するためには飼料が必要。水も大量に使います。そしてそれらの素材は食料品として加工されることもあります。その加工には電気やガスも使います。店で販売するためには、そこまで運ぶ輸送費がかかり、店舗では保存のために電気も使います。食べ物を粗末にするということは、多くの物を無駄にすることなのです。



    廃棄された食糧を埋め立てすると、メタンガスが発生する。メタンガスは二酸化炭素の25倍も地球の環境に影響を及ぼします。食糧の廃棄量を半分に減らせば、自動車の量が半分になるのと等しい温室ガスの抑制になると言います。

    料理を作るなら、素材は新鮮な方がいい。肉も野菜も取れたてがいい。買い物するなら、すぐに商品が売り切れる店より、欲しいものが欲しい時に買える便利な店がいい。急いでいる時の食事は、待たされずにすぐに料理が出て来る店がいい。
    でも、そのためにどれだけの無駄が生まれているのか。そして、地球のどこかではその無駄にされた分の食糧があれば、救える命があるのです。





    お金があれば、新鮮で安全な食べ物が手に入ります。お金がなければ、効率よく生産するために高い濃度の農薬に汚染された野菜や、遺伝子組み換えされた素材を使った加工食品を買うしかなくなります。もっとお金がなければ、そんな食糧すら手に入れられずに、栄養失調になって餓死します。2013年の今日も、地球のどこかでは食糧がないというだけのことで、誰かが愛する子どもを失っています。

    自分が手を下して悪いことをしていなければ、いい人と言えるでしょうか。目の前に川でおぼれて苦しむ人がいるのに、見ないふりをして通り過ぎるのは、悪いことではないでしょうか。何かを変えなければ。

     

    Text/キヌガサマサヨシ

     

    ●「もったいない!」
    9/21(土)から、東京写真美術館ホール(恵比寿ガーデンプレイス内)、名演小劇場(名古屋)ほか、全国で順次公開
    http://mottainai-eiga.com/

    ※映画「もったいない!」を劇場で鑑賞すると、チケット1枚につき20円が、NPO法人「TABLE FOR TWO international」を通じて開発途上国の給食のための資金の補助として寄付されます。開発途上国では20円が給食1食分に相当します。

    Copyright (c)SCHNITTSTELLE Film Köln,THURN FILM All Rights Reserved.

     

     

     





    料理映画